「 Johann Sebastian Bach 」一覧

アゴーギクとは何か?: AI 時代に抗う音楽表現を豊かにする演奏法

音楽の中で、リズムやテンポが一律であると感じたことはありますか?あるいは、演奏によって音楽がどのように「生き生き」と変わるのか、不思議に思ったことはありませんか?実は、その微妙な違いには「アゴーギク」という音楽理論が関わっています。

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リズムを哲学する: 古代ギリシアから現代ポピュラー音楽まで

音楽の世界において、リズムほど私たちの感覚に直接訴えかける要素はほとんどありません。リズムは私たちの日常生活に深く根ざしており、心拍、呼吸、歩行といった生理的なリズムから、社会的なスケジュール、自然界のサイクルに至るまで、あらゆるところでその存在が感じられます。では、音楽におけるリズムとは具体的に何を指すのでしょうか?また、それはどのようにして音楽の中で機能しているのでしょうか?

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音楽の根源的な姿

田村和紀夫『音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵』(2012年、講談社)「第4章 音楽はリズムである」のノートです。なお、当エントリー中の引用部分は、特に断りのない限り同書からになります。以下も参考にしてください。

前回のエントリー「バッハ《ロ短調ミサ曲》BWV232における「踊り」性」では、バッハを例に、踊りが音楽にとって如何に根源的であるか、が田村和紀夫によって説明されたのですが、今回はその続きです。

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バッハ《ロ短調ミサ曲》BWV232における「踊り」性

田村和紀夫『音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵』(2012年、講談社)「第4章 音楽はリズムである」のノートです。なお、当エントリー中の引用部分は、特に断りのない限り同書からになります。以下も参考にしてください。

さて、前回のエントリー「踊りの根源性」では、田村和紀夫のツンデレっぷりが開示されたわけですが(笑)、今回のエントリーは本書 第4章の結びの節「音楽の根源的な姿」をみてみたいと思います。

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踊りの根源性

田村和紀夫『音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵』(2012年、講談社)「第4章 音楽はリズムである」のノートです。なお、当エントリー中の引用部分は、特に断りのない限り同書からになります。以下も参考にしてください。

さて、前回のエントリー「ポピュラー音楽における踊りの盛衰」では、田村和紀夫による踊りとポピュラー音楽史の関連性の説明へツッコミつつ、「あんた、その考え方だとダンスミュージックも相当芸術的ですけどいいんですか?」というワタシなりの持論を展開しました。今回は、「もう、ちょっと、田村さん! 卑怯ですよ! 今までさんざん「芸術」持ち上げるような口ぶりで! 最後に踊りの音楽を持ち上げるなんて! ツンデレ? ツンデレか?」といったところでしょうか。

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踊るための音楽は明快?

田村和紀夫『音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵』(2012年、講談社)「第4章 音楽はリズムである」のノートです。なお、当エントリー中の引用部分は、特に断りのない限り同書からになります。以下も参考にしてください。

さて、前回のエントリー「音楽史と舞踏史」では、「舞踏史は音楽史以上に正確に記述することが難しい。しかし、中世にも踊るための音楽は存在した」という説明をみました。今回のエントリーはその続きです。

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自分のために楽譜に記す必要性を感じなかった

金沢正剛(2010)『新版 古楽のすすめ』(音楽之友社)を参考に、自分なりに「古楽」について学んで、さらに本書を「音楽活動に対するオルタナティヴな提案」として曲解している(笑) ところです。「曲解」については、以下の記事を参考にしてください(笑)

さて、今回は楽譜の必要性(厳密に言うなら、「記譜」の必要性)について興味深い記述を紹介します。バッハ以後の音楽が、バッハ以前の音楽といかに新しいかを述べることで、バッハ以前は古い音楽 = 古楽だった、という説明のなかの部分です。 続きを読む


古楽とは何か、古楽の定義 2

金沢正剛(2010)『新版 古楽のすすめ』(音楽之友社)によると、古楽とは何か、古楽の定義、と言った場合に、ヨーロッパの音楽史では、バッハ以前が「古い音楽」であり、その「古い音楽」というのが、「古楽」とのことです。

では何故、バッハが境目になるのでしょうか。『新版 古楽のすすめ』によると、 続きを読む


20世紀前半の音楽(8)新古典主義

西洋音楽史、20世紀前半の8回目です。前回はコチラ。

20世紀前半の音楽(7)ロシア/ソヴィエト
西洋音楽史、20世紀前半の7回目です。前回はコチラ。 今回は20 世紀初頭のロシアの音楽についてとりあげます。20世紀初頭のロ...
1918年に第1次世界大戦が終わると、新しい音楽の動向が生まれました。大きく分けると、新古典主義 Neoclassicism と十二音技法 Twelve-Tone music です。今回は、新古典主義を取り上げます。

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