アニメ『キャロル & チューズデイ』から考える,「未来の音楽」の難しさ

2019 年春にスタートしたアニメ『キャロル & チューズデイ』.

『カウボーイビバップ』『スペース★ダンディ』を手がけた渡辺信一郎 (総監督) による新作アニメでテーマは音楽, しかも楽曲提供としてクレジットされているミュージシャンが, いわゆる職業作家ではないライブなどで表舞台で活躍する面々ということで, 一部アニメファンや音楽ファンの間で話題になっています. 続きを読む


古代日本の音楽におけるアジアからの影響

日本は古くから, 外国からの文化的影響を受けてきています. 音楽も例外ではありません.

日本と大陸との交流の最も古い記録は, 57 年, 倭奴国王が後漢の光武帝から金印を授かった, という記述 (『後漢書』) です. もちろん, 稲作や青銅器, 鉄器などの伝来時期を考えれば, それ以前から交流があったとするのが妥当です. ただ, 音楽における大陸から日本への影響は, こうした時期よりもずっと後のことです.

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日本における音楽の始まり

過去の音楽はどんなものだったのか, これを確認するためには, 文献や楽譜といった記録が頼りになります. ただ, 過去の音楽を確認するだけではなく, 音楽の始まりを求めようとするのであれば, 文献・楽譜では不十分です. というのも, 音楽は, 文献や楽譜が登場する以前から営まれていたはずだからです. それを証拠づけるのが, 物質的な記録, つまり出土品です. また, 古い習俗も, 音楽の始まりを求めるにあたっての参考になります. このことは, 日本の音楽の始まりを求めることにおいても例外ではありません. 続きを読む


「音楽」という日本語の由来

令和の時代が始まりました. 改元に関係する行事を映像で観たりすると, 自分が日本人であることをいやが応にも意識してしまいます. 日本には, 皇室 (≒ 王室) という制度があって, それは歴史的な長さをもつ文化で, 自分はその日本という国で生まれ育った人間なのだ, と, こう思わされてしまいます. 続きを読む


平成のベスト・アルバム 10 枚 / 平成のベスト・ソング 10 曲

今年に入り, 平成の音楽を振り返る記事を何本か公開しました.

今回は, 平成をテーマにした記事として最後,「平成のベスト・アルバム 10 枚 / 平成の楽曲 10 曲」です. 続きを読む


平成ポピュラー音楽の歴史: 何が変わり, 何が変わらなかったのか

音楽リスナーにとっていちばん重要なのは, 自分にとって最高の 1 曲なり 1 枚なりの, 音楽作品に出会うことです. 流行っているとか, 歴史的名盤とか関係のない, 聴き終わった時に,「これに出会うために音楽を聴き続けていたのだ!」と心の底から感動できるような作品に巡り会えること以上に, 音楽リスナーにとって幸せなことはありません. ただ, その幸せをさらに深めるために, 流行や歴史的名盤について知っておくことは, 無意味ではありません. 世間一般で名作と言われている作品と比べて, いま, 自分が最高だと思えた作品はどの点が優れているのか, これを確かめることで, 最高の音楽と巡り会えた幸せを, より充実させることができるのです. 続きを読む


ふざけすぎ! だからクセになるヒップホップ: Digital Nas & Lil Yachty『The Lost Files 2』

出たての頃に比べてすっかり注目度が下がってしまった感のある Lil Yachty. 『Teenage Emotions』以降の Lil Yachty を見ていると, ヒップホップ・ゲームのなかで生き残ることの厳しさを, リスナー視点ではありますがひしひしと感じてしまいます.  続きを読む


ブラジルの女性歌手が挑戦する, トリリンガル・ミュージックの世界: Anitta『Kisses』

シンガーとしてだけでなく, 自ら作曲も行い, さらには女優やダンサー, ビジネスウーマンでもある, ブラジル出身の Anitta が, 4 枚目のアルバム『Kisses』をリリース. 2018 年の『Solo』以来の今作は, 「トリリンガル・ビジュアル・アルバム」というコンセプトのもと, ポルトガル語, スペイン語, そして英語で歌詞が書かれていて, それぞれの楽曲にミュージック・ビデオが制作されている, かなり挑戦的なアルバムに仕上がっています.

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パンク精神が消失していった 30 年: わたしの平成音楽史 (リスナー編)

平成の音楽を振り返ってみる, というとき, 歴史的にできるだけ客観して捉えてみる, というのは, どうせ誰かがそのうちやるだろうから, どうせなら, 個人の記録として, 自分はこういうのを聴いてきたよ, という記録を振り返ってみたいと思いました. どう頑張っても, 歴史の専門家でもない限り, 主観的な要素は排除できませんので, そうであれば, 思いっきり主観寄りにした方が面白いんじゃないか, ということ. で,「わたしの平成音楽史」の「リスナー編」です.

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DJ, バンド, DTM: わたしの平成音楽史 (活動編)

超・個人的な視点から, 平成の音楽史を振り返る「わたしの平成音楽史」, 活動編です. 自分が平成時代, どんな音楽活動をしてきたか, この機会に振り返ってみたいと思います.

と言っても, わたしが音楽活動を始めたのは 2000 年代に入ってからですので, 自分のいままでの音楽活動をぜんぶ振り返る, ということですね.

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