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金澤正剛『新版 古楽のすすめ』ノートまとめ

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)を読みながら、古楽について学び、かつ、これを現代における音楽活動/行為に対するオルタナティブな提案として曲解する(笑)、という冒涜行為をしました。以下のリンクより、各ノート (まえがき、第一章、第十一章、第十二章) をご覧になることができます。 続きを読む


即興、あるいは創作/改竄

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)の第十二章を読みながら、古楽について学んでいるところです。当エントリーで、『~ 古楽のすすめ』のノートは終わりになる予定です。第十二章については、以下も参考にしてください。

なお引用文は、特に断りのない限り、同書からになります。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏がテーマになっています。現在、古楽を演奏する際に、「大切なこと」ことは何なのでしょうか。

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楽譜どおりに演奏しない

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)を読みながら、古楽について学んでいるところです。当エントリーは、「第十二章 即興演奏について」についてのノートになります。第十二章については、以下も参考にしてください。

なお引用文は、特に断りのない限り、同書からになります。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏をテーマに、楽譜と演奏との関連性が説明されています。当時のヨーロッパ音楽は、現在コンサートホールで演奏されるようないわゆる「クラシック」とは異なり、楽譜に対してかなり寛容的だったようです。しかしその分、現在以上に楽譜リテラシーのようなものが求められていたのかもしれません。

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ロココ音楽における楽譜と演奏

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)を読みながら、古楽について学んでいるところです。なお引用文は、特に断りのない限り、同書からになります。古楽については、以下を参考にしてください。

本エントリーは、「第十二章 即興演奏について」についてのノートになります。第十二章については、以下も参考にしてください。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏がテーマなのですが、これに関連して、楽譜と演奏の関係性のようなものが、ロココ音楽を例に説明されています。金澤正剛が、18世紀の代表的なクラウザン演奏家であるフランソワ・クープランの出版した教則本、『クラウザン奏法』を引用している部分を引用してみましょう。

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古楽における楽譜と演奏

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。なお、当エントリーにおける引用は、特に断りのない限り、金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)からになります(くどいよ)。古楽については、以下を参考にしてください。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏がテーマなのですが、これに関連して、楽譜の役割やその歴史のようなものが説明されています。この点に関しては、以下も参考にしてほしいのですが、

もう少し、楽譜について、特に古楽におけるそれの説明を追ってみたいと思います。

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楽譜の歴史

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。なお、当エントリーにおける引用は、特に断りのない限り、金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)からになります(くどいよ)。古楽については、以下を参考にしてください。

第十二章については、以下もご参考下さい。
さて、『~ 古楽のすすめ』では、「部分的即興演奏」の説明に付け加えて、「楽譜」は「音楽そのものではない」と断言します。よく考えれば当然ですが、私のようなそこらへんの音楽愛好家はどうしても楽譜に絶対的価値を与えてしまうものです。これにつづいて、簡単な楽譜の歴史のようなものが述べられています。非常に参考になります。少し引用します。

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古楽と即興演奏、楽譜、楽譜の役割

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。なお、当エントリーにおける引用は、特に断りのない限り、金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)からになります(くどいよ)。古楽については、以下を参考にしてください。

第十二章については、以下もご参考下さい。

さて、『~ 古楽のすすめ』によると、即興演奏は、「ひとつの作品を楽譜を用いずにその場で即興的に創作し、そのまま演奏してしまう」「全体的即興演奏」と、「一応基礎となる楽譜があり、それにもとづいて演奏をする」「部分的即興演奏」に分かれます。

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古楽と、即興の種類

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。なお、当エントリーにおける引用は、特に断りのない限り、金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)からになります(くどいよ)。古楽については、以下を参考にしてください。

第十二章のノート、その1は以下をご覧下さい。

金澤正剛は本書で、即興を2種類に分け、古楽との関連を説明しています。

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古楽、即興、ルール、自由

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』の、「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。古楽については、以下を参考にしてください。

即興演奏というと、先ず初めに思い浮かべるのが、デレク・ベイリーなのですが(笑) 続きを読む


教会音楽と世俗音楽の共通点

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』の、「第十一章 忘れ去られた音楽について」についてのノートです。第十一章に関しては、以下も参考にしてください。
「古楽」については、以下を参考にしてください。
さて、『~ 古楽のすすめ』「十一章」では、「忘れ去られた音楽」という表題で、中世からルネサンス、バロック時代の「民間」(= 庶民、民衆)の音楽がテーマになっています。この時代の民間の音楽はほとんど残されていません。しかし、金澤正剛によると、その一部分は知識階級によって採譜されていて、現代でも残っていると言えるでしょう。

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