「 2023年03月 」一覧

MPC Live 2 ではできないこと【随時更新】

現行の MPC シリーズ (MPC X、Live 2、One) は強力な音楽制作ツールで、これ一台で音楽制作を完結できるほど、何でもできてしまう機材です。私はこれを形を持った DAW と呼んでいます。

何でもできてしまうのですが、使い込んでいるうちに、「これはできないのか?」という点がいくつか見つかります。この記事では、MPC ではできないことを紹介します。

ちなみに 2023 年 3 月時点で最新のファームウェア、2.11において MPC Live ではできないことです。できないことは発見次第、追記します。今後、ファームウェアのアップデートで可能になるかもしれません。

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特定のパッドをループさせながら、フィンガードラムする方法(MPC Live 2)

現行 MPC (X、Live 2、One) は、サンプル音源を演奏する 3 つのモードがあります。このモードのことを正式には「プログラム」と言います。3 つのプログラムとは、1. ドラムプログラム、2. キーグループプログラム、3. クリッププログラムです。

これらのなかで最も使われるのはドラムプログラムです。ドラムプログラムはまさにドラムのように、パッドを叩けばサンプルが 1 回鳴ります。パッドにどのようなサンプルをアサインするかによって、ドラムプログラムだけで多彩な楽曲を制作することができます。そしてフィンガードラムだけでヒップホップやハウスなどクラブ系音楽を演奏することができるのです。

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MPC で出来てしまう意外なこと

現行 MPC (X、Live 2、One、ファームウェア 2.11 )でできてしまう意外なことを紹介します。

便利な裏ワザから意味不なナゾ機能まで、「形を持った DAW」として、パーフェクトな音楽制作機材として名高い、深遠な MPC の世界へようこそ…

オーディオインターフェイスを使える

現行の MPC は、それ自体、パソコンと接続してオーディオインターフェイスとして使うことができます。が、MPC にオーディオインターフェイスを繋げてることもできます。
これによって、オーディオ入力・出力ともにチャンネルが増え、MPC はより強力な音楽制作ツールへ変貌します。

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音楽学と哲学 (『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』読書ノート (2)「1.1 Historical Musicology and Philospohy」)

この記事は『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』「PART Ⅰ. Chapter 1. Historical Musicology and Philospophy」の読書ノートです。

本章では、音楽学と哲学の関係が探求されています。音楽学はその定義が曖昧であり、音楽とロゴス(言語)の対立が原因であることを指摘します。音楽学は19世紀後半に確立され、グイド・アドラー Guido Adler の『音楽学の範囲、方法及び目標』がその基礎を築きました。

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本当は簡単な MPC Live 2 の使い方: MPC Live 2 の基本的な使い方について解説動画を公開しました

MPC Live 2 は、シーケンサー付きサンプラーである MPC の現行モデルの 1 つ。自分の好きな音を録音 =サンプリングし、編集・加工した音素材を使って楽曲制作したり、演奏したりできる音楽機材です。

サンプリングした音素材の演奏は4 × 4 に配置された 16 個のパッドで行います。この 16 個のパッドを自在に叩いて「フィンガードラム」もできます。

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音楽「の」哲学 / 音楽「と」哲学 (『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』読書ノート (1)「序論」)

この記事は『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』「序論」の読書ノートです。

『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』の序論では、音楽と哲学の関係性を探ることがこの書籍の主な目的であることが強調されています。

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