「 2011年02月 」一覧

20世紀前半の音楽(1)第2次世界大戦まで

西洋音楽史、20世紀前半の1回目です。さて、20世紀の西洋音楽は、それまでにない独特の展開があるため、19世紀までの西洋音楽のように、「古典派」「ロマン主義」といった様式で特徴づけられません。 続きを読む



ロマン主義の音楽 (16) 印象主義

西洋音楽史、ロマン主義の16回目です。さて、前回のエントリーでは、ロマン主義終焉の兆候のある音楽家を取り上げました。今回取り上げる、フランスで生まれた音楽様式である印象主義 Impressionnisme もまた、ロマン主義終焉の流れに位置づけられます。 続きを読む


ロマン主義の音楽(15)ロマン主義の終焉: マーラー、ヴォルフ、R.シュトラウス

西洋音楽史、ロマン主義の15回目です。19世紀後期になると、ロマン主義音楽の終焉を示す兆候が現れ始めます。要因としては、
  • 転調や和声の複雑化が進んだこと
  • 調性の体系にない音階・和声が頻繁に使用されるようになったこと

が挙げられます。結果的に調性が著しく曖昧になり、ロマン主義の様式や形式の有する可能性の限界を表すような、作品が生まれるようになります。さらに、音楽美に対する新しい考えが芽生え始め、ロマン主義終焉に向けて拍車がかかるようになりました。 続きを読む


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