西洋音楽史、ロマン主義の4回目です。前回のエントリーでも述べた通り、ロマン主義時の時代には、様々な音楽様式が併存していたため、この時代の様式を統一的にまとめるのは難しい。ただそれでも、或る程度の共通性を見出すこともできます。今回はロマン主義の様式のなかでも、形式とジャンルを取り上げます。
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ロマン主義の音楽(2)一般的特徴
西洋音楽史、ロマン主義の2回目です。
1.根源的な芸術としての音楽
ロマン主義時代においては、様々な芸術の中で、音楽が最も根源的な芸術であるとされました。というのも音楽は、当時、非物質的だと考えられていた音という素材を用い、具体的なものの描写から最も遠い芸術であるから、他の芸術よりも無限なるものの表現に適している、と考えられていたからです。
古典派の音楽(10)まとめ
西洋音楽史、特に古典派についてのまとめです。目次として使用していただければと思います。
今回から古典派の西洋音楽を取り上げます。
さて、前古典派でも少し述べましたが、古典派とは一体、どのような時期を指して古典派と称されるの...
古典派の音楽(6)モーツァルト: 声楽曲
西洋音楽史、古典派の6回目です。全体の目次はコチラ。
古典派とは、ハイドン Franz Joseph Haydn 、モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart 、ベートーヴェン Ludwig van Beethoven の3人を指し、より厳密には彼らの活躍した時期でも1780年〜1820年を指します。前回は、この3人のうちモーツァルト、特に彼の生涯について取り上げました。
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