この記事は『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』「序論」の読書ノートです。
『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』の序論では、音楽と哲学の関係性を探ることがこの書籍の主な目的であることが強調されています。
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『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』の序論では、音楽と哲学の関係性を探ることがこの書籍の主な目的であることが強調されています。
続きを読むチャールズ・バーニーは 18 世紀イギリスの音楽史家。主著『総合音楽史』を始め、多くの著作を残したほか、作曲家としても作品を発表しています。バーニーが当時のフランス、イタリア、ドイツを巡ったヨーロッパ音楽記録が、本邦初邦訳。ドイツ編とフランス・イタリア編の 2 巻に別れ、10 月に春秋社から出版予定です。
東京音楽大学の教授で, シューベルトを中心に 18 〜 19 世紀のドイツ・リートを研究している村田千尋による音楽史の新刊,『西洋音楽史再入門: 4つの視点で読み解く音楽と社会』が発売. 続きを読む
先日, 「「音楽の良さ」は分からないけど, 誤魔化して納得する方法はある」という記事を投稿して,
これに関連したジャズ史を聴くためにはどういう文献がいいのか, ていう記事も公開しましたが,
先日, こういう記事を読みまして.
投稿者の方は, 歌詞が好きな曲 = 良い曲というのが基本で, 楽曲を構成している歌詞ではない要素についての良し悪しが分からない, 分かるとしたら,
「なんかいい感じ、くらいの感覚を良し悪しと言うのだろうか。爽快感とか?意外性?」
程度で, 音楽の良さを教えてほしい, という内容でした.
これは非常に興味深い, 面白い, といったら失礼にあたるかもしれませんが, いざ「音楽の良さ」について「語る」, つまり音楽以外の, 特に言語行為において説明しようとすると, なかなか難しい. 興味深い問いかけです.
ということで, 自分の考えていることを整理するためにも, 以下の文章を書いてみました. 続きを読む
近代ヨーロッパ史および音楽の社会史を専門とする歴史学者, ウィリアム・ウェーバーの翻訳書『音楽テイストの大転換: ハイドンからブラームスまでの演奏会プログラム』が, 1 月に刊行予定. 続きを読む
現在、本 web サイトでは、西洋音楽史についてまとめています。
前回のエントリーでは、「音楽の起源」について簡単にまとめました。
さて今回は、音楽理論について簡単に取り上げます。私たちが音楽的行為をする際、各民族によって独自の理論が存在していると言われています。音楽の歴史、特に西洋音楽史と音楽理論が密接に関係していて、音楽理論の発展が音楽史の発展と言っても過言ではありません。 続きを読む