「 音楽史 」一覧

18世紀イギリス音楽史家によるヨーロッパ音楽記録、本邦初翻訳:『チャールズ・バーニー音楽見聞録』

チャールズ・バーニーは 18 世紀イギリスの音楽史家。主著『総合音楽史』を始め、多くの著作を残したほか、作曲家としても作品を発表しています。バーニーが当時のフランス、イタリア、ドイツを巡ったヨーロッパ音楽記録が、本邦初邦訳。ドイツ編とフランス・イタリア編の 2 巻に別れ、10 月に春秋社から出版予定です。

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ロック史を聴くために読んだ 7 冊: 音楽の良さをなんとなくわかるために

先日, 「「音楽の良さ」は分からないけど, 誤魔化して納得する方法はある」という記事を投稿して

「音楽の良さ」は分からないけど, 誤魔化して納得する方法はある
先日, こういう記事を読みまして. 自分には音楽の良さが分からない 投稿者の方は, 歌詞が好きな曲 = 良い曲というのが基本...

これに関連したジャズ史を聴くためにはどういう文献がいいのか, ていう記事も公開しましたが

ジャズ史を聴くために読んだ 13 冊: 音楽の良さをなんとなくわかるために
先日, 「「音楽の良さ」は分からないけど, 誤魔化して納得する方法はある」という記事を投稿しました だらだらと書きましたが, ...
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「音楽の良さ」は分からないけど, 誤魔化して納得する方法はある

先日, こういう記事を読みまして.

投稿者の方は, 歌詞が好きな曲 = 良い曲というのが基本で, 楽曲を構成している歌詞ではない要素についての良し悪しが分からない, 分かるとしたら,

「なんかいい感じ、くらいの感覚を良し悪しと言うのだろうか。爽快感とか?意外性?」

程度で, 音楽の良さを教えてほしい, という内容でした.

これは非常に興味深い, 面白い, といったら失礼にあたるかもしれませんが, いざ「音楽の良さ」について「語る」, つまり音楽以外の, 特に言語行為において説明しようとすると, なかなか難しい. 興味深い問いかけです.

ということで, 自分の考えていることを整理するためにも, 以下の文章を書いてみました. 続きを読む


【音楽書 近刊】ウィリアム・ウェーバー『音楽テイストの大転換: ハイドンからブラームスまでの演奏会プログラム 』

近代ヨーロッパ史および音楽の社会史を専門とする歴史学者, ウィリアム・ウェーバーの翻訳書『音楽テイストの大転換: ハイドンからブラームスまでの演奏会プログラム』が, 1 月に刊行予定. 続きを読む



音楽史の盲点

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』のノートです。「古楽」については、以下を参考にしてください。
さて今回は、「第十一章 忘れ去られた音楽について」のノートです。金澤正剛はこの章で先ず、音楽史の盲点とも言える現状を指摘しています。

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音楽理論の歴史的展開 ( 西洋音楽史 )

現在、本 web サイトでは、西洋音楽史についてまとめています。

前回のエントリーでは、「音楽の起源」について簡単にまとめました。

さて今回は、音楽理論について簡単に取り上げます。私たちが音楽的行為をする際、各民族によって独自の理論が存在していると言われています。音楽の歴史、特に西洋音楽史と音楽理論が密接に関係していて、音楽理論の発展が音楽史の発展と言っても過言ではありません。 続きを読む


歴史的にみた音楽の起源 ( 西洋音楽史 )

前回のエントリーから、以前から学習していた西洋音楽史について、本サイト上でまとめることにしました。

西洋音楽史 はじめに
今回から、以前から学習していた「西洋音楽史」にまとめてみることにしました。 全体の目次はコチラです。 西洋音楽史 まとめ ...

さて、西洋音楽史を具体的に追う前に、そもそも音楽の歴史の始まりはどこに求められるか、つまり、「音楽の起源」について、音楽学的にはどのように考えられてきたかを取り上げてみたいと思います。 続きを読む



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