ボーカロイドにラップをさせる、いわゆる、「ボカロラップ」あるいは「ボカラップ」を作るための手順・法則を、自分なりにまとめたものです。詳しくは、コチラを参考にしてください。
また、全体の目次は、コチラになります。
さらにまた、「ボーカロイドラップの作り方」に関連した音源を、bandcamp で公開中です。合わせて、御参考ください。
前回はコチラ。
2.1 最初に「リズム」を決める
先ず始めに、リズムだけ確認しながら、ノートを d♯3 (※1) のみにして、打ち込みましょう。リズムの決め方にも、コツがあるんですが、それは本稿では扱いません。
これが「お経ラップ」と呼ばれるヤツです。
これではあんまりなので、次回以降、ちょっとメロディっぽいのをつけてみましょう。
今回はここまで。次回はコチラ。
※1 d♯3 なぜ、d♯3 を選んだのか。極めて主観的な判断ですが、2つ根拠があります。1つ目に、ラップや、また、スキャットの音程が、わたしにはブルーノート ※2 らしく聴こえるからです(ですので、本来な e♭ と表記されるべきですが、piapro studio が派生音をすべて「♯」表記していますので、本稿でも(分かりやすいだろうと判断し)d♯ と表記しています)。そうは言っても、伴奏の調によってブルーノートの音程は変わるだろwwwww、ド素人がwwwwwww、という初歩的な反論があります。が、これが2つ目の根拠ですが、初音ミクでトークロイドを作成する際に、最適な音域は(a♯2 〜a♯3 を中心とした)g2 〜 d♯4 だと、わたしは思っています。公式によると、初音ミクの「得意な音域」は a3~e5 なので、これに比べるとかなり低い印象を受けます。が、わたしは、人間の場合と同じく、歌う音域と、喋る音域は違うのではないか、低いのではないか、と思ってます。ということで、トークロイドに最適な音域を g2 〜 d♯4 にしました。かなりデタラメな根拠ですが、わたしの少ないボーカロイド調声の経験上では、この d♯3 を「1 – 4 – 8 の法則」〔後述〕中心 = 4度 ※3 として、ボカロラップを作成すれば、バックトラックがどのような調でもおそらく成立するのではないか、と思っています。
※2 ブルーノート ブルー・ノート・スケール – Wikipedia
※3 度 この「度」について少しでも知らない場合は、この先を読み進めてもあまり理解できないと思います。度について全く知らないという方は、何でもいいので、市販の音楽理論の入門書を1、2冊通読しましょう。全くの独学で音楽理論の初歩の初歩程度をかじった程度のわたしが、最初に「参考になった」文献を挙げておきます。
また、取り急ぎ、インターネット上で分かりやすいのではないか、と思われる度の説明をいている web ページとして、「楽典 – 1、2、3、5度音程」を挙げておきます。