私たちは、音楽を感覚的に楽しむ一方で、音楽が持つ内面的な力や影響を無意識に受け取っています。特に、声と音の表現に注目すると、音楽がいかにして人間の感情や思想を表現しているかが浮き彫りになります。
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ロマン主義の音楽(5)シューベルト
ロマン主義の音楽(2)一般的特徴
西洋音楽史、ロマン主義の2回目です。
1.根源的な芸術としての音楽
ロマン主義時代においては、様々な芸術の中で、音楽が最も根源的な芸術であるとされました。というのも音楽は、当時、非物質的だと考えられていた音という素材を用い、具体的なものの描写から最も遠い芸術であるから、他の芸術よりも無限なるものの表現に適している、と考えられていたからです。
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