Twitter で、大阪日日新聞に、いとうせいこうが風営法問題についてのコメントを寄せているとの発言をみかけました。
今日の大阪日日新聞に「クラブ 相次ぐ摘発に異論」という記事が掲載されてます。いとうせいこうさんのコメントや、署名運動の紹介も。 twitter.com/otouta/status/…
— おとうた通信さん (@otouta) 7月 12, 2012
気になって調べてみると、6月26日に毎日新聞の web サイトにも、風営法問題についてのいとうせいこうによるコメントが掲載されていました(同じものかどうかは確認できませんが)。
こう書くと、いとうせいこうが摘発されたとか(笑、風営法違反したとか(笑、そういうふうに捉えられかねませんが(笑、そんなことないっすね。
以下、毎日新聞のサイトに掲載された記事の引用。
私自身、東京のあるクラブで行った笑いのパフォーマンスでデビューしたようなものなので、一連の規制を切実に憂えている。先進国ではクラブミュージックと共に美術やファッションや詩が生まれ、伝達されていく。それは笑いにもITにも飲食にも哲学にも反映する。日本でも力強いクラブカルチャーが花開き始めていたのだが、目の粗い風営法に潰されてしまいそうでまことに残念だし、これが文化国家だろうかと恥ずかしい思いがする。いまや日本を代表する文化であるアニメが下等なものとされていたのと同じで、文化を理解出来ない人々が面倒なものはなんでもかまわず押さえ付けておこうとしているのだと思う。暴力団との癒着やドラッグの蔓延(まんえん)を禁止したいのなら、風営法をもっと細かく規定し直すべきである。法の目的を逸していることは明らかで、きちんと見直さなければならない。このままでは高まった日本の文化力を国家が自ら潰してしまうことになる。
最近、原発デモに押されて、坂本龍一も何か原発デモの方にコミットしてますし。風営法問題であるとか、著作権法の問題がないがしろにされているイメージがあってですね、少し寂しいです。