初音ミク V3 に日本語ラップさせるためのメモ

タイトル通りです。「Project RAPPER ep」を作っている最中に、

Twitter(@yz_xnaga)でツイートしたものの転載です(読みやすくするように、一部改変してあります)。取り急ぎメモ的な感じで。のちのち、もうちょっと、ラップの「フロウ」も含めて、ちゃんとまとめたものを書きたい。つもり。予定は未定。

トークロイドの延長でボーカロイドにラップさせる場合、12平均律内で喋らす技術が必要になるんだけど、たぶん、これ、モーダル・コーダルて言われてるやつかもしれない。 

調性がない、てやつじゃなくて、半音ずつコードが進行していって、そのコードに合った短7度 – 短2度 – 短7度を中心とした音階を当てはめてく。みたいな 

「中心とした」、てのは、短7 – 短2 – 短7 を中心に半音ずつずらした装飾音。みたいな? そんな感じ? 

あんま専門用語わからんのでこの辺にしときます 

まあ、まとまりがないようで、実はある。それを感覚じゃなくて、言語化できたらより作業がスムーズになるんじゃないか

遅いラップの方がムズい

でもまあ、基本、日本語(東京弁)のイントネーションを大事にしつつ、4拍子に乗せてラップさせるには、3連のリズム

K DUB SHINE っぽい音程でボカロにラップさせるためには、1度 – 4度 – 8度じゃなくて、1度 – 4度を基本にして、日本語のイントネーションを参考にしながら、半音単位で調整していく 

DEV LARGE は1度-4度-8度-4度-1度を基本 

難しいのは、文にさせることなんだけど、それは、さきほどの1度-4度-8度-4度-1度の組み合わせおよびその半音的装飾音でそれっぽく文節を喋らせたあと、次の文節は、前の文節の半音上で喋らせる。その次、つまり3つめの文節で文章を終える場合は、2つ目の文節を半音下げる 

みたいなのが基本。要するに、同じ音程で文節を喋らせると、機械っぽくなるので、「1-4-8-4-1」のセットを半音ずつ上下させる。前の文節より強調させたい場合は上げるし、文の終わりには下げる 

「風の噂で聞いた」というのを、音程だけK DUB っぽくラップさせると、こんな感じ。だがもちろん、さきほどツイートした法則以外の法則も使用している

あと、日本語の一音節内に、音の上がり下がりがある。Twitter でよく書いてる「ホ↑モ↓」みたいなの。あれは「ー」で半音上下させる。場合によっては、4度程度まで上げ下げさせる。ただ、これはやりすぎると、ミクちゃんの声が濁るので、使わずにそれっぽく聴こえるんだったら使わない方が良い

トークロイドの解説でよく「人間の喋りは、同じ音程に聴こえるようで、実は少しずつ下がってる」みたいなのを書いてて、ふつうはピッチベンドをいじるみたいなんですが、わたしはめんどくさいんで、半音ずつ下げちゃえ! てやったら、以外とラップさせる分には不自然じゃなかった。ていう笑

じぶんがやっている範囲では、初音ミクにラップさせるのに適しているのは G2 – C4 ただ、中心は A2 – A3

まえは、トークロイド作ってる人って、MikuMikuVoice とか使ってんのかな、て思ってたけど、ふつうに12音のノート調整でやってるんだろうな。てかその方が慣れたら圧倒的に早い 

あと、やっぱ、声優さんの喋り方は本当に参考になる。 

上述のボカロラップの音程については、たぶん、初音ミクにしか当てはまらないと思う。しかも、A♭2〜E♭3〜A♭3を中心にした、G2〜C4の範囲。違う声だと違う音程になるだろうし、この範囲でバッチリ決めても、移調させたら残念な感じになる 

クラシックの楽理はぜんぜん詳しくないけど、ボカロラップを日本語(東京弁)のアクセントに近いのを目標にして作るの、刺繍音的な感じかもしれない

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半音階的な感じで並べるんだけど、ノートが奇数なら真ん中の音を調に合うようにする。歌詞の関係上、偶数なら、無理やり奇数にする

無理やり奇数にする。てのは、休符を入れたり、「ー」の記号で 

リズムについてはまた別

ズラせば、ポリらせられれば黒くなる、てわけじゃない。どうズラすかが重要。なんだけど、そのポイントは分からないな。とりあえず3連でラップぶっこんでるけど、だんだんそれも機械的に聞こえてきた。単にグリッドに合わせるように3連させるんじゃなくて、イネガル的なのが求められる 

しかし、ラップをボーカロイドに歌わすのは、めっちゃ頭使う。半音階的な装飾音をキメながらモード編んでる感じ。ムズいよ。でも2つできたから、次からはもうちょいスムーズにできるかも 


前述の通り、取り急ぎ、 Twitter でつぶやいたものをまとめたものです。読み難い点、矛盾している点、知識的に間違っているところがあるかと思いますが、ご了承ください。時間があれば、もうちょっと読みやすいものを書く予定です。

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