ボーカロイドラップの作り方「0. はじめに」

ボーカロイドにラップをさせる、いわゆる、「ボカロラップ」あるいは「ボカラップ」を作るための手順・法則を、自分なりにまとめたものです。詳しくは、コチラを参考にしてください。

また、全体の目次は、コチラになります。

さらにまた、「ボーカロイドラップの作り方」に関連した音源を、bandcamp で公開中です。合わせて、御参考ください。

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0. はじめに

本稿は、わたしの短いボーカロイド(初音ミク V3)使用経験(執筆時およそ半年)のうちで、特にボーカロイドにラップさせるためにいろいろ試行錯誤しながら、ラップとはどういうものか(特に音程)、ボーカロイドにラップをさせるにはどうすればいいのか、などと考えたものをまとめたもので、第一の目的は自分用のメモです。この自分用のメモを、ブログに掲載するにあたり、「誰かに説明するように」書き改めたのが、本稿です。いわゆる「先行研究」みたいなものを網羅的に調べ上げたうえでの文章ではありませんので、もしかしたら、広いインターネットの世界、既に誰かが同じようなことを書いているかもしれません。ただ、本稿をお読みいただき、説明された方法を実践していただければ、きっと、ボーカロイドにラップをさせることができる、いわゆるボカロラップ ※1 を作れるだろう、という文章になっていると思っています。

※1 ボカロラップ ボカロラップとは(ボカロラップとは)[単語記事] – ニコニコ大百科 

とは言え、わたしの使用しているボーカロイドは、初音ミク V3 のみです。本稿の方法を、他のボーカロイドで実践して成功するかどうかは保証できません。そうは言っても、参考にはなると思います。また、ボカロエディタは、piapro studio を使用しています。

さて、本稿は、大きく3つに分かれています。

  1. フロウとは何か
  2. ボカロラップの作り方(実践編)
  3. ボカロラップの作り方(理論化の試み編)

です。

1. では、ボカロラップに限定せず、ラップの「フロウ」について、特に音程に焦点を当てて、わたしなりの考えを述ています。2. では、1. を踏まえた上で、どのようにボカロラップを作ればいいのか、わたしが具体的に行った調声を紹介します。3. では、2. を踏まえた上で、ボカロラップ作成の理論化を、わたしなりに試みます。( 3. については, 執筆を断念しました. だって, あまりにも簡単で, 当たり前で, 伝統的すぎるのですから)

御託はいい、こっちは具体的にボカロラップをどうやって作るかさっさと知りたいんじゃい!  ていう人は、1. と 3. は読まず、2. のみ読んでいただいてかまいません。が、残念ながら、当然、1.、2.、3. はそれぞれ有機的に連関し合っていますので、全体をお読み頂いた方が、より理解が深まるかと思います。なお、念のため申し上げると、2. は、実際に作れる・具体的な方法の紹介ですので、「事実」と捉えていただいて大丈夫かと思いますが、1. と3. は、あくまで私見、仮説としてお読み下さい。

また、例として上げられている楽曲を選択する際に、「ヒップホップ史」といったものは考慮に入れていません。ガチなヒップホップ界隈からすると、「それでwwwww そこの楽曲かよwwww」「ヒップホップじゃねぇよwwwww」みたいな選曲もあります。が、選曲の基準は、あくまで、「ボーカロイドにラップをさせるための分かりやすい例(のうち、わたしが聴いたもの)」です。

この「はじめに」の最後に、以下の文章は、2年前の2012年、5月に聞いた、知人の、MC・トラックメイカー・DJ であるコボリアキラくんによる、neraltくん主催の小さな「ラップ講義」(Music Theory Workshop Japan 2回目)に、大きな影響を受けています。彼の講義を聞くことがなければ、ラップ、ひいてはヒップホップ・ミュージック全体の良さについて、このように深く考えることはなかったでしょう。ここに感謝の意を申し上げます。

※凡例

  • 音階名・コード名の表記: 音名を表すために、小文字のアルファベットを、コードを表すために大文字のアルファベットを用います。例えば、a7 は 3520Hrzの音程を、A7は「a c# e g」のコードになります。
  • 異名同音の表記: また、音名における異名同音は、わたしが必要だと判断した場合以外、全て、♯に統一します。というのも、わたしの使用しているボカロエディター(piapro studio)が全て「♯」表記だからです。

次回は「ボーカロイドラップの作り方「1. フロウとは何か」「1.1 フロウの分かりづらさ」」です.

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