さよならジオシティーズ: 過去記事一挙転載!(3)2003 年 CD アルバム総合ランキング

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 3 回目は, 「2003 年 CD アルバム総合ランキング」! 懐かしい! 文章はほぼそのまま!

ではどうぞ…!

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2003年CDアルバム私的ポール

さて、今年もやってしまいました。

2003年、CDアルバム、私的ポール。

今年、俺はどんな音楽を聴いていたのか、もうハッチャカメっチャカである。

それより重大なのが、CDウォークマンが壊れてしまって、俺は日常の中にあまり音楽がない状態、というか常態。

と、言うことで、言ってみたい。昨年よりコメントが手抜きなのは勘弁して。

1.『music from a view』 / INDIVIDUAL ORCHESTRA

限りなく現代音楽よりのポップスだろう。ただ風景を描写し、聞き手に主張を与えず、音楽の中で自由に旅をさせてくれる。

サウンド面ではエレクトロニカに近いのだが、決定的に違うのは、つくりが少々荒い点である。

普通のエレクトロニカは確かに音は気持ち良いのだが、作り手のギラギラした情熱(別に悪いものではないけど)が隅々に見え隠れして、それがたまに気にかかる。

しかしこの作品にはそれがあまり感じられないのだ。

ゆえに前述したような音の旅を、聴き手は可能なのである。

2.『HEALING SESSION』 / BABATUNDE OLATUNJI

聴いたよ!!って人はタワレコで推薦文を書いていた人意外に日本で何人いるかは不明だが、

とても穏やかなアフリカ民俗音楽である。

3.『HARVEST』 / Dragon Ash

テクノロジーによって精巧に構築されたリズムパターンに、

kj独特の叙情性が見事に融合した傑作である。と、同時に、ガキの必須アイテムでもある。

4.『LOOPHOLE』 / SKETCH SHOW

チリチリとした何の音?みたいなのが非常に気持ち良い!!

今シーズンはずっとこのアルバムですな。

5.『NEXT WAVE』 / Mondo Grosso

ファンキーだと思うよ。イチバン聴いたと思う。

6.『PHANTOM POWER』 / SUPER FURRY ANIMALS

秀作。

7.『O.P.King』 / O.P.King

ロック最高。

8.『HAIL TO THE THIEF』 / RADIO HEAD

相変わらず難解っぽい感じ。面白いッちゃぁ面白いが、音楽はそれだけでは勤まらないものね。

9.『LIVE at 日比谷野音 2003.05.05 -MAN DRIVE TRANCE SPECIAL-』 / ROVO

トランシーな音が脳内ぐるぐる。

10.『LIVE SONGS OF THE YEARS』 / 奥田民生

聴きやすいね。ロック最高、ということで。

11.『サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態』 / NUMBER GIRL

気付けばライブ盤が三枚も!非常に”生”度が高い作品だと思う。

もちろん俺も高校からのOMOIDE IN MY HEAD状態でした。

12.『tronika』 / SKETCH SHOW

少しがっかりアルバムかな、前作がかなり印象的だったから、何だか普通のエレクトロニカに聴こえてしまう。

そこを独特のおっさんボーカルでカバーしてる、って感じ。

13.『Ruppina』 / Ruppina

待ってましたよ、久しぶりに俺の中でスマッシュヒットの、商業系匂いのプンプンするガーリーポップ。

安っぽいんだよ、とにかく、つくりが。でもそこになぜか惹かれてしまうんだな。

14.『NO NAME,NO PLACE』 / INNER SCIENCE

かなり音数が少ないエレクトロニカで、それが新鮮だった。

けっこう完成度は高い。

15.『俺の道』 / エレファントカシマシ

今年度のロックアルバムNo.1。

脳内ギリギリした状態がずっと続く。そこに禅問答のような歌詞。

ロックの魔法は確かに存在する!!

16.『MOB SQUAD』 / MOB SQUAD

DAのやつがかなり良かった。それ以外は・・・。

17.『其処カラ何ガ見エルカ』 / eastern youth

全曲粒ぞろいで勢いがあるのだが、イマイチスケール感が足りない。

18.『LφVE』 / 中島美嘉

前作を聞きなさい。

19.『アトリエ』 / 山崎まさよし

前作を聞きなさい(PART2)

20.『加爾基 精液 栗ノ花』 / 椎名林檎

別に椎名林檎にもっとロックをしてほしい、とは思っていない。

むしろ今の路線でガンガン突き進んで行ってもらいたい。

しかしこれは失敗。

確かに構成力や音の使い方は評価するべきだが、それが良い作品になるかどうかは別問題。

先行シングルやアルバムタイトルで期待が膨らみすぎた分、少し残念感が大きかったのかもね。

  • 次点 『autechre』 / DRAFT 7.30
  • 次点 『COMMUNE』 / YUKI

今年は枚数を絞ってみました。

もっとたくさん新譜は買ったんだけど、ハズレアルバムにコメントを載せてもつまらないので。

こうやって並べると意外とポップなのが少ないな。

どれも割と分かり難いのが多い...。

でも俺は音楽をあまり考えないで聞くから。

そこで気持ち良いのか悪いのか、例えば椎名林檎は聞くとき雑念がいっぱい入ってきて最悪だったが、

INDIVIDUAL ORCHESTRAは雑念が入る理由がないからとても気持ち良い。

そこですな、同じ音響系でも。

要はつくり手が気負いすぎるとあまりあまり面白い作品ができない、ってことだ。

あ、俺も覚えとこっと。

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