結論から言うと、「否」ですね。つまり、Roland GO: PIANO 88 は買うべきではありません。GO: PIANO 88 を買うなら、あと 2 〜 3 万円出して、別メーカーの電子ピアノのエントリーモデルを買うべきです。
なぜ、Roland GO:PIANO 88 は買ってはいけないのか
以下、その理由を述べます。
最大の理由は鍵盤のタッチです。私もいちおう、アップライトでもグランドでも電子ピアノではないピアノを触ったことがあり、それに比べると、やはり安っぽさがあります。所詮「プラスチック」感ですね。
かといって「キーボード」みたいなタッチでもなくて、「どっちやねん」感が強いです。
鍵盤のバネの音が気になって仕方がない
その辺は目をつむれるかもしれません。「安っぽいな〜」と思いながらも、弾けなくはないでしょう。
もっと深刻な問題が鍵盤に関してあって、鍵盤のタッチというか、鍵盤のタッチに含んでもいいとは思うのですが、もうちょっとそれ以前の問題になるかもしれないのが…、鍵盤を叩いたときの「バネ」の音です。
おそらく、ピアノの鍵盤の「重さ」を再現するためにバネを入れていると思うのですが、全ての鍵盤ではないのですが、どうも弾いているとそのバネの「ビヨンビヨン」みたいな音が気になって気になって仕方ないです。
電子ピアノを購入した理由の 1 つが、夜間の練習なのですが、ヘッドフォンを付けて練習しても、鍵盤に内蔵されているバネの「ビヨンビヨン」音が聴こえてくることがあります。
ヘッドフォンを付けずに、スピーカーから微弱な音量で弾いた場合は、確実に「ビヨンビヨン」音の方が大きいです。
これはかなり深刻で、本意気で練習をしようと思っても「ビヨンビヨン」音で萎えてしまうことでしょう。人によっては。
私は鍵盤は素人に近いので、ガリガリ弾くことはできないのですが、それでも「ビヨンビヨン」音が気になって仕方がないです。
もし内蔵音源が GO:PIANO 61 くらいたくさんは収録され得ていれば、もしかしたら「ビヨンビヨン」音を許せるかもしれませんが、内蔵音源は GO:PIANO 61 に比べて極端に少ないです。
それでも、いちおう、88 鍵盤を部屋に迎えられたことは喜びであり、部屋にある 88 鍵盤を目にするたびに、けっこう心が踊るのですが、いざ練習し始めると「ビヨンビヨン」音にがっくしきてしまいます。
あと 2 〜 3 万出して、他メーカーのエントリーモデルを買いましょう
ということで、GO: PIANO 88、Roland 製品だと思って安心して買うと痛い目に遭います。「1 台目のお試しピアノ」がほしいのであれば、せっかくなのであと 2 〜 3 万円を出して、他メーカーの電子ピアノのエントリーモデルを買いましょう。
ということで GO: PIANO 88 の使い道としては、PC とつないで MIDI 鍵盤として、というところですかね。いままで MIDI 鍵盤はミニ鍵盤しか持っていなかったので、フルサイズの鍵盤で打ち込みなどできるのは楽しみです。まだ試してはないのですが。
GO: PIANO 88 を買った理由
さて、ここからは余談ですが、私がなぜ Roland GO: PIANO 88 を買ったのかについて。
いくつか理由がありまして、まず、単純に 88 鍵盤がほしかったこと。自分の部屋に置きたかったこと。
夜も演奏できる、という点で、電子ピアノにしたかったですね。
ただ、10 万も 20 万もは予算オーバーなので、手頃な価格を探していました。
それで、いろいろ探していたら Amazon で売っている謎メーカーの電子ピアノにプラス 1 万円くらいで Roland 製の 88 鍵盤が売っているのを見つけて「コレだ!」と思いましたね。
だって Roland ですよ?
良い製品だと疑うわけないですよね?
それが結果、「ビヨンビヨン」音が残念でした。
ちなみにイシバシ楽器で、セットで買ったのですが、スタンド、ケース、椅子、それからヘッドフォンが付いているセットで。
ヘッドフォンも Roland 製でしたね。ちょっと感動しました。まだヘッドフォンは試してないのですが。
あと、椅子は、どこのメーカーか分からないのですが、折り畳み式ですっきりしまえるタイプでした。ちょっと感動です。
せっかくスタンドも買ったので、他のキーボードなど購入したいですね。
狙っているのは MPC Key 61 です。
MPC Key 61 、めちゃくちゃほしいのですが、スピーカー内蔵型とか、88 鍵バージョンとか、そのうち出てきそうでまだ手を出せずにいます。
来年いっぱい、新しいモデルが出なかったら買いですかね。