必要な蛇足: 映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』評

TV アニメシリーズが完璧すぎると、その後「映画化!」と言われても、「大丈夫か?」てなってしまいますよね。けど同時に、やっぱり好きな作品だと、うれしかったりするものです。TV シリーズがほぼほぼ理想的な終わり方をして、ちょっと「含み」もありつつの最終回を迎えたとしても、新作映画と言われたら、すごく楽しみであると同時に、不安になるものです。

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5 人の著者がつむぐ西洋音楽の「ストーリー」: 『つながりと流れがよくわかる 西洋音楽の歴史』

小畑 恒夫、岸本 宏子、有田 栄、石川 亮子、酒巻 和子という昭和音楽大の教員陣 5 人による著者が「ストーリー」重視の西洋音楽史本がアルテスパブリッシングより登場。264 ページとコンパクトで、価格は 2,200 円。10 月 28 日発売予定。

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同時代の資料から解き明かすブラームスの演奏意図:『ブラームスを演奏する』

19 世紀ドイツの作曲家、ピアニストであるブラームスの演奏意図を、同時代の資料から解き明かす、ブラームス演奏者にとっての必携書の翻訳が登場。音楽之友社から 10 月 27 日に発売予定。全 104 ページで価格は 2,200 円。

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上下巻合計 600 頁超のメシアン伝記: 『伝記 オリヴィエ・メシアン: 音楽に生きた信仰者』(上)(下)

20 世紀を代表するフランス人作曲家であるメシアンの自伝が上下巻で 10 月 23 日に音楽之友社より発売予定。著者はイギリスの音楽学者、ナイジェル・シメネオとピーター・ヒル。翻訳は東京音楽大学教授の藤田茂。原著は Hill, Peter, and Nigel Simeone (2005). Messiaen. New Haven and London: Yale University Press。

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フィールドワークを通じて描き出されるエチオピア音楽のリアル: 川瀬 慈『エチオピア高原の吟遊詩人: うたに生きる者たち』

国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授で、映像人類学を専門とする川瀬慈による、フィールドワークに基づいてリアルなエチオピア音楽の姿を伝える音楽書が、音楽之友社から 10 月 27 日に発売予定 (価格は 3,000 円)。

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秀和システムから音楽の科学の入門書: 岩宮眞一郎『図解入門 音楽の仕組みと科学』

コンピュータ・ビジネス書を中心に出版している秀和システムから、音楽の科学についての入門書『図解入門 音楽の仕組みと科学』が登場。著者は日本大学・芸術学部・音楽学科・特任教授 (九州大学・名誉教授) で工学博士の長年、聴能形成・サイン音・音の主観評価(音色、音質)・音と映像の相互作用・サウンドスケープなどを研究してきた岩宮眞一郎。1,700 円で 9 月 30 日に発売予定。

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18世紀イギリス音楽史家によるヨーロッパ音楽記録、本邦初翻訳:『チャールズ・バーニー音楽見聞録』

チャールズ・バーニーは 18 世紀イギリスの音楽史家。主著『総合音楽史』を始め、多くの著作を残したほか、作曲家としても作品を発表しています。バーニーが当時のフランス、イタリア、ドイツを巡ったヨーロッパ音楽記録が、本邦初邦訳。ドイツ編とフランス・イタリア編の 2 巻に別れ、10 月に春秋社から出版予定です。

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Zeebra は不倫謝罪ラップを公開しろ!

(出典: Yahoo ニュース)

Zeebra の不倫報道がね、あったわけですが。極論を言うと、仕方なくないですか? どういう人物であれ、やっぱり生物ですから、そういう状況になったら、止めたくても止められないわけですよ。殴られたら痛みを感じるのと同じなんですよ。大事なのは未然に防ぐこと、殴られないこと、つまりそういう雰囲気になりそうな場面を避けることですよね。ミュージシャンという職業上、一般的な例えば会社員に比べたら、そういう雰囲気になってしまう場面が多いと思いますが、「女遊びも芸の肥やし」的な考えが通用したのも今は昔です。やっぱりね、普段から大口叩くのが仕事みたいなところありますから、特に Zeebra さんの場合、しっかりそのあたりまで、未然に防いでほしかったところですね。だって、端的に格好悪いでしょう? 今の時代、不倫なんて。違法薬物濫用自慢や暴力自慢と同じで、不倫は今の時代、決してカッコいい行為ではないですよ。

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バリトン歌手・合唱指揮者が解き明かす、人体の構造に基づいた発声メカニズム: 石野健二『歌と身体のメカニズム: 自然で美しい声を求めて 』

バリトン歌手、合唱指揮者、ヴォイストレーナーで宇都宮大学名誉教授である石野 健二による、人体の構造に基づいた発声のメカニズムを解説する『歌と身体のメカニズム: 自然で美しい声を求めて』が、アルテス・パブリッシングから 8 月 27 日に出版予定。

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ヨルシカ『盗作』特典小説における過激な音楽観

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フィクションの登場人物の持つ考えなので、いちいちイチャモンをつけるのもどうかな、と思うところもありますけど、ヨルシカのアルバム『盗作』の特典の小説を読む機会があったんですね。それで、主人公 (?) の男性の持つ音楽観がちょっと気になりまして。過激、と言うと大袈裟ですが、言い過ぎかな、それ、という点があって。それで、ケチをつけるのは無粋だとは理解してるんですが、あの特典小説を読んだ例えば中学生とか高校生とかが、ちょっと歪んだ・残念な音楽観を形成してしまうと、それはそれですごくかわいそうだな、というのがありまして。そういった中学生・高校生が、あの特典小説を読む前でも読んだ後でもいいんですけど、そういったちょっと歪んだ音楽観を形成するのを防ぐ役割のあるような文章を、いちおう、書いておいた方がもしかしていいのではないか、と思いまして。上手く書けるかどうかは分かりませんが。

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