上下巻合計 600 頁超のメシアン伝記: 『伝記 オリヴィエ・メシアン: 音楽に生きた信仰者』(上)(下)

20 世紀を代表するフランス人作曲家であるメシアンの自伝が上下巻で 10 月 23 日に音楽之友社より発売予定。著者はイギリスの音楽学者、ナイジェル・シメネオとピーター・ヒル。翻訳は東京音楽大学教授の藤田茂。原著は Hill, Peter, and Nigel Simeone (2005). Messiaen. New Haven and London: Yale University Press。

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書籍情報

内容紹介

20世紀フランスを代表する作曲家、オリヴィエ・メシアン(1908–92)の伝記。ロリオ=メシアン夫人が生前に管理していた膨大な資料をもとに、これまで公式発言の奥に隠れて見えなかった人間メシアンの真実に迫る。東京音楽大学教授・現代フランス音楽研究の第一人者の藤田茂が、読みやすい文章で訳した。メシアンのプライベート写真や手稿譜などの貴重な資料を上下巻で合計約200点掲載。上巻では、メシアンの誕生から50代はじめまでが描かれる。詩と音楽に見守られて育った少年が、いかにして音楽家として自己を確立していくのか。活動と瞑想のあいだを往復しながら世代をリードする存在となった作曲家が、何を探し、何を見出し、何を作り出したのか。2度の世界大戦に見舞われた20世紀という複雑な時代を、神の愛とともに生きた人間の実像が鮮烈に浮かび上がる。

(「本が好き!らぼ」http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784276226012 より)

20世紀フランスを代表する作曲家、オリヴィエ・メシアン(1908–92)の伝記。ロリオ=メシアン夫人が生前に管理していた膨大な資料をもとに、これまで公式発言の奥に隠れて見えなかった人間メシアンの真実に迫る。東京音楽大学教授・現代フランス音楽研究の第一人者の藤田茂が、読みやすい文章で訳した。メシアンのプライベート写真や手稿譜などの貴重な資料を上下巻で合計約200点掲載。下巻では、50代はじめから83歳で亡くなるまでが描かれる。いまや国家的な作曲家となったメシアンが、いかにして社会的な栄誉の向こうに創作の孤独を守ろうとしたのか。そして、畢生の大作となったオペラ《アッシジの聖フランチェスコ》の後に、いかなる危機をくぐり抜けて、この世の先を見つめるようになったのか。神の愛にとどまりつづけた人間の人生のドキュメントがここにある。作品目録・参考文献・索引つき。

(「本が好き!らぼ」 http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784276226029 より)

著者紹介: ナイジェル・シメオネ

1956年ロンドン生まれ。マンチェスター大学に学ぶ。高校教師を務めた後、ノッティンガム大学、バンガー大学等で教鞭を取り、2010年からはフリーランスの音楽学者。20世紀音楽を中心に研究し、オリヴィエ・メシアン等の作曲家や、チャールズ・マッケラス等の指揮者に関する書籍を出版。BBCラジオに定期出演、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス等で講演。雑誌「オペラ」のほか、ユニヴァーサル・クラシックス等名門レーベルに多数寄稿。

(「本が好き!らぼ」http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784276226012 より)

著者紹介: ピーター・ヒル

イギリスを代表するピアニスト・音楽学者。彼のメシアンのピアノ作品の録音は高く評価されている。その他、バッハ、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ラヴェル、武満等の作品も録音。メシアンとストラヴィンスキーについての複数の著作に続き、現在、平均律クラヴィーア曲集論を準備中。世界中でレクチャーやマスター・クラスを開催し、現在、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック客員教授。

(「本が好き!らぼ」http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784276226012 より)

翻訳者紹介: 藤田 茂

フランス政府給費留学生としてソルボンヌ大学に学んだあと、東京芸術大学で博士号を取得。主な研究領域は19世紀・20世紀のフランス語圏の音楽史と、そこで生まれた音楽の理論構築。東京芸術大学、明治学院大学、武蔵野音楽大学、ブリュッセル王立音楽院等で講師をつとめる。現在、東京音楽大学教授。メシアン論・デュティユー論をはじめとする専門的な論文のほか、国内外のオーケストラ公演の曲目解説を定期的に寄稿している。

(「本が好き!らぼ」http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784276226012 より)

関連書籍

  • オリヴィエ・メシアン『オリヴィエ・メシアンその音楽的宇宙: クロード・サミュエルとの新たな対話』(音楽之友社、1993)
  • オリヴィエ・メシアン『メシアンによるラヴェル楽曲分析』(全音楽譜出版、2007)
  • オリヴィエ・メシアン『音楽言語の技法』(ヤマハミュージックメディア、2018)

翻訳者論文

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