八王子発・次世代ガールズバンド、ちゃくらのライブを観た!

ちゃくらというバンドをご存知ですか? 八王子の専門学校で昨年結成されたばかりの 4 人組ガールズバンドなんですが、11 月に YouTube で初公開した MV「海月」が 1 ヶ月で 10 万回再生、そして年末までに 20 万回以上も再生されていて、いわゆる「邦楽ロック早耳さん」界隈では話題になっているバンド (だと思う) なのですが、

ふつう、1 曲目の MV が 2 ヶ月で 20 万回超えの再生となると、バックに大人がついているんじゃないかと思うじゃないですか。

もちろん、専門学校のバックアップがあるとは思うのですが、YouTube やインスタなどの彼女たちの言動を観ていると、どうも事務所に所属しているみたいな、そんな雰囲気は (2023 年 1 月時点で) ありませんし、バックの大人の影があまり見えてこないんですよね。少なくとも、私にはぜんぜん見えません。

つまり、もう本当に、少なくとも音楽だけは、彼女たちだけの力で 20 万回再生を達成したんですよね。

そして私も、ちゃくらの音楽の力の虜になった 1 人なんですが、何かもう、直感的に、ちゃくらは絶対にめちゃくちゃ売れると思って、それで、今、この 2023 年の 1 月、「海月」を発表して 3 ヶ月経ってないこの時期に、ライブを観ておかないと後悔する! 絶対観たい! と決意し、今日 (1 月 25 日)、ちゃくらのライブを観てきました。下北沢 ReG で開催されたイベント「UGATSU Vol. 3」。

ちゃくらの出番は 3 番目。はたして「海月」以外の楽曲はどうなのか、彼女たちのライブでの実力は・・・、と期待に胸膨らまして

結論から言うと、めちゃくちゃ良かったですね。

「海月」が邦ロック史に残るくらいの名曲なのは間違いないのですが、それ以外の楽曲も、どれも驚くほどクオリティが高かったですね。インディーズ系にありがちな、決して勢いだけで乗り切ろうとするのではなくて、作曲と向き合っているのが感じられました。楽曲の魅力だけに焦点をしぼれば、とにかく展開が豊富で、バンドとしての次世代感がありましたね。そしてこの展開を作っているのが、ドラムパターンだったり、そしてギターフレーズだったりするんですね。

ドラムやギターという話になってきたので、演奏面なんですが、ベースがまず安定していて、これが絶対条件なんですが、その上に、リズムキープの役割にとどまらない多彩なドラムパターン、淡くしかししっかりと挿す光のような優しい音色のギター。

そして MV で多くの人を魅了したあの艶やかででも清涼感のある唯一無二のボーカル、ボーカルはライブの方がむしろ魅力的なくらいでしたね。

YouTube で「海月」を繰り返し聴きながら、サブスクでも繰り返し聴きながら、「何でこの曲はこんな良いんだろう」と考えてたんですよね。このブログ読んでもらったら分かると思うんですが、わたしふだん、ほとんど邦楽ロックは聴かないんですよ。特に最近のバンドは。でも、「海月」は初めて聴いたとき、涙が出るほど感動した。YouTube で観たとき。本当に。でもそれは YouTube で映像付きで聴いたからで、楽曲単体だとどうなんだろう、と思ったけど、サブスクで楽曲単体で聴いても十分、魅力が伝わった。

正直、MV「海月」の演奏はまだまだ荒削りで、その荒削りさをそのまま公開するところに、なんというか、嘘・偽りのなさというか、観ている人へ真っ直ぐ向かってて、その真っ直ぐに心を捉えられているのかな、みたいな。そんなことも考えていたんですが、ライブ見て分かりました。ちゃくらは真剣に音楽に向き合っていて、そして楽曲のクオリティが高い。それが「海月」にも表れていて、リスナーの心を掴んでいるんですね。

「売れて手の届かない存在いってしまう前に、いま、絶対観ておきたい」という気持ちを抑えきれず、ほぼ勢いで下北沢のライブハウスまで行って観たのですが、今回のちゃくらのライブ。本当にいま観れて良かったですね。というかもう既に手の届かない存在でした。それくらい才能がある。

ちゃくらは絶対売れるな、しかもサブカル界隈にウケてそこそこ売れるみたいな、中途半端な売れ方ではなくて、突き抜けるくらい売れると思いますね。

これからも聴き続けたいと思います。

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