祝 20 周年! Dragon Ash の オススメ曲 20 選

2017 年でデビュー 20 周年になる Dragon Ash. この 20 年間彼らは, 初期のグランジから始まり, ヒップホップ, ラテンといったジャンルを吸収しながら, ミクスチャーという (日本でしかこういった呼び名はありません!) ロックの在り方を探求してきました.

ほとんどのロックバンドに共通して言えるのですが, Dragon Ash もまた, 一筋縄にはいかないキャリアを歩んでいます.

爆発的に流行した前世紀末には, 盗作疑惑や, ヒップホップ界隈からのディスといったバッシングがありました (この頃 Dragon Ash は自称コアなリスナーからは「カッコ悪い」バンドでした).

そしてその後, ラテン路線へと音楽性が変化し, さらにラテン路線を経過して再びオーソドックスなロックへ路線チェンジするというタイミングで, 結成当初からのメンバーだった馬場育三が急逝します.

こうした苦境を乗り越え, Dragon Ash は現在, 日本のロックシーンにおける唯一無二の, 「カッコイイ」バンドの地位を築いていると言えます.

わたしが Dragon Ash を初めて聴いたのは, 中学の頃, スペースシャワー TV で, ちょっと流行り始めた確か「陽はまた昇る〜」だったと思います. ですので, ほとんどリアルタイムで, Dragon Ash を聴くことができています.

その頃, 全盛期の頃のインタビューでしばしば kjが, 10 年後には解散している, 的な発言をしていたことを覚えています. だから, 20 周年と知ったときに, めちゃくちゃ驚きました.

でも, でもっていうのもおかしいですけど, 20 周年を迎え, あの頃もてはやされたロックバンドが次々と解散するなか, いまなお, ていうか今がいちばんカッコいいロックバンドって, そうですね, Dragon Ash しかいないですね, もう.

と, いうことで. 今回, Dragon Ash 20 周年ということで, 完全に個人的なセレクトで, いまオススメの Dragon Ash の 20 曲を選び, ランキング形式で紹介することにしました.

入門的なセレクトであれば「陽はまた昇りくりかえす」「Let yourself go Let myself go」「Grateful Days」「Viva La Revolution」「静かな日々の階段を」「Life Goes On」「Fantasista」あたりになるかと思いますが, 今回はそういった入門的な視点はナシです (笑)

では早速, 20 位から. 一気に紹介します.

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20. Fever

初のフルアルバム, 『Mustang!』収録. 非常にシンプルな構成で, シンプルな構成だからこそ, 赤裸々に歌われる青年の心情吐露の歌詞がものスゴく刺さる. グランジにラップを乗せた原曲 ver. もカッコいいが, 当時の恋人の MIHO をフィーチャーしたリミックス ver. や, ライブで披露されたラテン ver. もイイ!

19. The Day Dragged On

20 年前の今日に発売されたミニアルバム『The Day Dragged On』の 1 曲目を飾る, 記念すべき楽曲. 初期の楽曲ということで, 非常にグランジ色が強く, シンプルなコードリフのイントロに続くエネルギッシュなバンドサウンド, ダミ声 Vo. が特徴的なんですが, 歌詞がどこか厭世的でそのギャップが魅力的.

18. Drug Can’t Kill Teens

大ヒットアルバム『Viva La Revolution』収録. ヒップホップを大胆に取り入れ, ヒップホップとロックが並存しているアルバムの中で, Dragon Ash のロック面が前面に打ち出されている 1 曲. ロックというか, メロコアとスカ, て感じですかね. この楽曲はタイトルで優勝ですよね!「ドラッグは 10 代を殺せない!」ていう!


ちなみに, 同じく『Viva La Revolution』に収録されている「Freedom of Expression」もめちゃくちゃ名曲です.

17. Freedom

それ以降再びロック路線へシフトチェンジすることになったという点で, 『Río de Emoción』『INDIPENDIENTE』と続いたラテン路線の集大成的なアルバムである『FREEDOM』の幕開けを飾る楽曲. 3 枚のアルバムで培ってきたラテン的な魅力と, それ以前から培ってきたロックの爆発力が見事に融合しています.

16. Bring It

メガセールスを記録した『Viva La Revolution』に続くアルバム『LILY OF DA VALLEY』に収録.『Viva 〜』では, ロック的な側面とヒップホップ的な側面がはっきり分かれていましたが, このアルバムではラップとロックが見事に融合. バッキバキのハードなロックサウンドに, 小切れ良いライミングのラップがカッコいい!

15. I Love Hip Hop

大ヒットシングル「Grateful Days」と 2 枚同時にリリースされました. 当時の kj なりのロックとヒップホップ両方への愛を表した The Arrows「I Love Rock’n Roll」からの引用に, ヒップホップのパーティー的な側面が前面に打ち出されたラップがカッコいい. ただ, コアなヒップホップ界隈から大バッシングを受けてしまいました.

14. morrow

「Grateful Days」「I Love Hip Hop」「Summer Tribe」が日本のコアなヒップホップ界隈からバッシングを受け, そして「Life Goes On」での盗作疑惑といった一連の騒動を経た後にリリースされた楽曲. それまでの勢いは抑えられ, メロウでリラックスしたラップが魅力的. リズムパターンからは, ラテン路線への前兆も感じられます.

13. El Alma ft. Takeda Shinji

『FREEDOM』がラテン路線の集大成かつ, ロック路線への橋渡し的なアルバムだとしたら, その前作『INDIPENDIENTE』は, ラテン路線ド真ん中のアルバム. そんな『INDIPENDIENTE』のなかで中心的な役割を担っているのが「El Alma」です. 決して爽やかではない憂いと湿気を逆に気持ちよく感じてしまうような, 熱い 1 曲.

12. Libertad de fiesta

『INDIPENDIENTE』からもう 1 曲.『INDIPENDIENTE』以降, Dragon Ash はセールス的にも落ち着いていきますが, 複雑化するリズムと, ロック, ラテン的要素の融合の Dragon Ash なりの極致という点で, このアルバムはかなり完成度が高い. この楽曲は, 情熱的な「El Alma」とは対照的に, リラックスした雰囲気が気持ちイイ.

11. Revive

Dragon Ash が設立し (そして現在は Dragon Ash しか所属していない (笑)) たレーベル, Mob Squad のスプリット盤に初収録 (後に『Harvest』にも収録されました). 前述のバッシング以降, 次の方向性を模索していくなかで制作されたであろう楽曲で, 初期グランジ的な雰囲気ながら, より柔らかなギターの音色, ラップ, そして複雑化したリズムがカッコいい.

10. Show Must Go On

現時点での最新アルバム『THE FACES』の, イントロに続く幕開けを飾る 1 曲. 馬場さんの死を乗り越えて, なお,「ショーを続けなければならない」という決意表明が示されているタイトルが先ずグッときます. そしてタイトルにふさわしい, スピード感のあるロックサウンドとキャッチーなメロディーがカッコいい!

9. Episode 6

『FREEDOM』収録で, SBK とのコラボ, 「Epidsode」の 6 作品目. Dragon Ash 名義での「4」(『Harvest』収録 )もかなり名曲で,「4」ではラテン的な雰囲気の予兆がみられたんですが, 「6」でラテン色が全開に. 全編にフィーチャーされたホーンセクションのフレーズが印象的. サビの歌詞「新世界へ」「地図描いて」というライミングも気持ちイイ!

8. Velvet Touch

19 枚目のシングルで, これまた『FREEDOM』収録. ということで, アコースティックギターのイントロから始まり, オルガン, ピアノ, パーカッション, サビでのコーラスなどなど, ラテン色の強くかつ爽やかな雰囲気が非常に印象的な楽曲. 何より 2 回目の B メロのあとの「上に花咲かぬ日は下に根伸ばせば良い」ていう歌詞が最高です.

7. Patience

ヒットシングル「Fantasista」のカップリングで, のちにベスト盤にも収録. Dragon Ash はカップリングでは落ち着いた, 憂いのある雰囲気の楽曲を披露していたりするのですが,「Patience」はそういった路線のなかでも傑作のうちの 1 つです. 基本, 2 コードのループで淡々としたトラックに, メロウなラップが魅力的.

6. Beautiful

Dragon Ash のなかでも最もラテン色の強い『INDIPENDIENTE』の実質的な最後を飾る楽曲. ラテン路線時期の Dragon Ash の歌詞は, とても抽象的なものが多いのですが, この楽曲では非常に, 日本語でのシンプルかつ力強いメッセージが刺さる. アコースティックかつパーカッシヴな, 明るいトラックもカッコいい.

5. Callin’

『FREEDOM』以降にリリースされた配信限定シングルで, のちにベスト盤『LOUD & PEACE』でCD 初収録された楽曲. 『MIXTURE』以降, Dragon Ash はふたたびロック路線へとシフトチェンジするのですが,「Callin’」はラテン・ハードコアとも形容できる『FREEDOM』と『MIXTURE』のちょうど橋渡しになるような楽曲.

4. Thousand Time

前述のスプリット盤『MOB SQUAD』収録.「Fantasista」のようなハード路線と,「静かな日々の階段を」のような落ち着いた路線の 2 面性が Dragon Ash の魅力ですが, この「Thousand Time」は落ち着いた路線のなかでも群を抜いた名曲. 淡々としたループトラックに, リラックスしてメロウなラップ, どこか儚げな歌詞が魅力的です.

3. Today’s The Day

『THE FACES』収録.『THE FACES』は, 馬場育三の死を乗り越えて作られたアルバムで, 全体的に鬼気迫る雰囲気があると同時に, ファンへの感謝も聴き取れます. kj のメッセージ性の強い歌詞は,『MIXTURE』までだとどこか kj 自身に向けられている感がありますが,「Today’s The Day」だけはリスナーに向けられているように思えますね.

2. Rock Band ft. SATOSHI, KO-JI ZERO THREE

23 枚目のシングル (『MIXTURE』収録). おそらく, ほとんどの Dragon Ash のファンにとってフェイヴァリット・ソングの上位に位置する楽曲. 4 コードでバリエーションを付けていくシンプルかつ力強い演奏に, 成功してもなお「俺の夢はロックバンド」と歌う歌詞が本当にカッコいい. これ聴くたびにもう 1 度バンドやりたくなる!

1. Wipe Your Eyes ft. Mochida Kaori

ベスト盤『The Best of Dragon Ash with Changes Vol.2』に収録. アコースティックギターのループと少しだけ変則的な (だけど気持ちい) ビートを中心に構成されたトラックに, kj のメロウなラップ, そして持田香織の歌声が印象的な, Dragon Ash 史上最も美しい楽曲. 優しさのあるメッセージ性が聴き取れる歌詞も魅力的です.


いかがでしたか? 選んでて気付いたんですけど, 本当に, 20 曲というのは無理! 選びきれない! 以上挙げた 20 曲以外にも名曲はたくさんあります!

ちなみに本日 2 月 21 日 に, Dragon Ash の最新シングル「Mix It Up」が配信限定でリリースされました. こちらはいままでないくらいにハードな, 20 年やってるバンドが作るもんじゃねえだろ…(笑) な楽曲になっています. オススメ!


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コメント

  1. ゆうと より:

    こんにちは。Dragon Ashで検索をしていてこちらを初めて訪れた者です。
    まずは他の記事もひと通り読んでから…と思ったのですが、この記事に書かれてる解説が、僕の考えていたことと一致することが多くて、驚きと、ちょっと感動して思わずコメントしています。
    (morrowとラテン期の繋がりとか、FREEDOMの解説全般とか)

    周りに彼らの音楽を聴き続けてる人がほとんどいないこともあって自分の頭の中だけに留まっていたのですが、こういうことを考える・感じてるリスナーは一人じゃないんだなと思うと少し嬉しくなりました。
    他の記事も興味深いタイトルが並んでるので(Chance The Rapperとか!)、これから読んでみたいと思います!

  2. Xtra Peace より:

    お読みいただき & コメントありがとうございます.

    Dragon Ash って,「Grateful Days」のヒットからリアルタイムで聴くことができた人たちにとって, 良い意味でも悪い意味でも特別な存在だと思います. それでいて, ずっと追いつづけたファンにとっては, 今がいちばんカッコいい! ていう, かなり希有な存在だとも思います.

    同じように感じている方がいらっしゃって, 本当に嬉しいです.

    他の記事も楽しんでいただけたらさいわいです!