以下は、2012年に小さな音楽理論のサークルである Music Theory Workshop Japan で発表した「音楽とは何かについての試論」の原稿を、一部ブログ用に修正したものです。
ずーっとこ本サイトに載せようと思っていたのですが、なかなか気が進まないまま、2年経とうとしていて、その間に「おとな10歳記念パーティー」なんかをして、その中でけっこう踏み込んだことも言ってしまっていて。
以下は、2012年に小さな音楽理論のサークルである Music Theory Workshop Japan で発表した「音楽とは何かについての試論」の原稿を、一部ブログ用に修正したものです。
ずーっとこ本サイトに載せようと思っていたのですが、なかなか気が進まないまま、2年経とうとしていて、その間に「おとな10歳記念パーティー」なんかをして、その中でけっこう踏み込んだことも言ってしまっていて。
音楽の 現 象 学 というタイトルに偽りない、中身の濃い、私の読んできた中で最も音楽の本質を衝いている本のうちの1つです。ページ数が短いからと言って、しかもその1/3程度がコンサート記録や、誰 得 の セ ル ジ ュ お じ い ち ゃ ん モ ノ ク ロ グ ラ ビ ア (本当に誰が得するんだよ! 要らねえよ! 本の値段高くするために無駄なページ作ってんじゃねえよ!)であるからと言って、侮ることはできません。チェリビダッケの一言一言は、膨大な注釈が必要でしょう。つまり、チェリビダッケが何を言おうとしているのかを、単語ごとに、文節ごとに、文ごとに・・・、確認しながら読まなければなりません(つまり、かなり読み難い。これは翻訳にも原因があるのかもしれません)。