MPC Live 2 は、シーケンサー付きサンプラーである MPC の現行モデルの 1 つ。自分の好きな音を録音 =サンプリングし、編集・加工した音素材を使って楽曲制作したり、演奏したりできる音楽機材です。
サンプリングした音素材の演奏は4 × 4 に配置された 16 個のパッドで行います。この 16 個のパッドを自在に叩いて「フィンガードラム」もできます。
MPC にはすでに 30 年以上の歴史がありますが、しかしギターやピアノといった伝統的な楽器に比べるとまだまだ新参者です。サンプラーと言われてもピンとこない人が多いのも事実です。MPC はヒップホップやダンスミュージックでよく使用される機材なのですが、こういったジャンルの音楽に興味があって制作してみたい! と思っても、敬遠してしまう人もいるでしょう。というのも、とっつきにくい印象があるからです。
事実、初めて・独学で MPC に触る人は、パッドを叩いて音を鳴らすまでにかなり時間がかかると思います。実は慣れて仕舞えばとても簡単で、音楽の知識があまりなくてもさささっと音楽制作をできる優れモノの機材なのですが、いかんせん、日本語の説明書がとにかく分かりにくいのです。
私も MPC Live 2 を所持しているのですが、購入当初、説明書を見ながらあれこれ使ってみたのですが、けっきょく、よく分かりませんでした。なんとなく使えるようになったのは 3 ヶ月くらい、触ってからですかね。その際に参考にしたのは、たくさんの人が YouTube にアップロードしている解説動画です。
それらの解説動画は公式のもではないので、体系的ではありませんが、たくさん動画を観て、なんとか、今では自信を持って「MPC を使えます」と言えるまでになりました。
そして使えるようになって分かったのは、MPC は実はとても使いやすく、本当に楽しい機材だということです。
ただ、唯一残念なのが、日本語マニュアルがとてもつもなく分かりにくい、これだけなんですよね。ですので、ここさえクリアして、つまり、もう日本語マニュアルを理解することは放棄して、とにかく YouTube を観まくって使い方を覚えるという態度で MPC に向き合えば、快適な MPC ライフを送ることができるでしょう。
私も、自分がこれまで習得した MPC スキルのうち、基本的なほんの一部を、動画にまとめることにしました。
そして先日、公開したのが、「本当は簡単な MPC Live 2 の使い方」です。
この動画では、電源を付けるところから、パッドの設定、サンプリング、そして簡単な楽曲制作まで、MPC Live 2 の基本的な使い方を解説しています。
「本当は簡単な」とつけたのは、他の方が公開している MPC Live 2 の解説動画の多くが「分かりにくい」とか「難しい」という評価を MPC の操作に対して下しているのですね。
私はこの点に賛成はできなくて、難しいというか、日本語マニュアルが意味不明なだけで、使い方自体は難しい類のものではないと考えています。
MPC 初心者が、この動画を観て、快適な MPC ライフを送れることを期待しています。
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