2023 年発売の注目の音楽書をまとめました。随時更新。
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【音楽書 新刊】デール・パーブス『音楽と人のサイエンス: 音が心を動かす理由』
アメリカの神経学者デール・パーブスによる 2017 年の著作が翻訳されニュートン・プレスより発売。邦題は『音楽と人のサイエンス: 音が心を動かす理由』(原題: Music as Biology: The Tones We Like and Why)。
音楽と科学をテーマにした書籍はたくさんありますが、本書は人間と音楽の関係を研究するために生物学的アプローチがとられています。
続きを読む【音楽書 近刊】宮澤 淳一 ・横井 雅子・白石 美雪『音楽論』
グールド関係の翻訳のほか, マーシャル・マクルーハン, カナダ文学, ロシア文学など幅広い分野をカバーする宮澤 淳一, ハンガリー音楽を中心とした研究者の横井 雅子, そしてケージを中心に現代音楽を研究している白石 美雪の 3 人による音楽書, タイトルも直球の『音楽論』が, 3 月に発売予定. 武蔵野美術大学出版局から.
増野 亜子 ( 編 ) 徳丸 吉彦 ( 監 )『民族音楽学12の視点』
「声」に焦点をあてた比較音楽学書『声の世界を旅する』が好評だった増野亜子 (東京芸術大学 他 ) 編集した( 監修は『音楽とは何か:理論と現場の間から』( 岩波書店, 2008 ) の徳丸 吉彦 ) , 新しい民族音楽の入門書, 『民族音楽学12の視点』が 3 月に発売予定. 音楽之友社から.
【音楽書 近刊】Lawrence Kramer『Thought of Music』
フォーダム大学で音楽を専門に教鞭をとり, 多数の音楽書を執筆している Lawrence Kramer. Interpreting Music ( 2010 ), Expression and Truth: On the Music of Knowledge ( 2012 ) につづくKramer 音楽書の 3 部作が, 1 月 12 日発売予定の The Thought of Music でついに完結. 続きを読む
【音楽書 近刊】戸ノ下 達也『〈戦後〉の音楽文化』
洋楽文化史研究会代表幹事を務める戸ノ下達也 ( 専攻は近・現代日本音楽史 ) による『〈戦後〉の音楽文化』が, 1 月 25 日に発売予定. 著者はこれまでに, 『日本の合唱史』, 『音楽を動員せよ―統制と娯楽の十五年戦争 (越境する近代 5)』(いずれも青弓社) などを発表しています. 続きを読む