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楽制改革: 平安時代初期・中期における, アジア音楽の日本化

日本には古来, 日本以外の地域 (≒ 大陸) から影響を受けいていない歌・舞が存在していました. 一方で, 大陸との交流も当然ありましたので, 日本は古くから, アジア的な音楽をどんどん輸入していました. 平安時代中期以降は, アジア的な音楽をそのまま取り入れるのではなく, 日本の風土にあった音楽へ改変しようとする風潮がみられるようになりました. こうした平安時代における音楽の日本化 = 国風化の動きのことを, 楽制改革と言います. 平安貴族は教養として奏楽や舞楽に励み, 外来楽は分離・統合され唐楽と高麗楽へ 2 分されたうえで楽曲が整理・国風化されました. 現行の舞楽の曲名に, 承和楽, 仁和楽などの平安当時の年号が付けられているのはその証拠だと言えます. 続きを読む


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