60 年代から活動しつづけている前衛ジャズ・ピアニスト, Burton Greene が 2016 年, 2017 年に録音した音源『Compendium』をフランスの実験ジャズ系レーベル, Improvising Beings からリリース. ピアノによるソロだけでなく, ドラムやベース, フルートを交えたデュオ, トリオによる楽曲も収録されています.
アルバム情報
- タイトル: Compendium
- アーティスト: Burton Greene
- リリース: 5 月 2 日
Burton Greene は 1937 年生まれ, イリノイ州シカゴ出身. 前衛ジャズやクレズマー(כליזמר. 東欧系ユダヤ, アシュケナジムの民謡をルーツに持つ音楽ジャンル) を含む, 多様なジャンルを探求しています.
Greene の名前が知られるようになったのは, 1960 年代のフリージャズ・シーンで, Alan Silva や Marion Brown らといったミュージシャンたちとのライブ演奏がきっかけです. Alan Dilva とは, Free From Improvisation Ensemble というバンドを 1963 年に結成しています. 1964 年には Bill Dixon と Cecil Taylor による Jazz Composers Guild に参加. Rashied Ali, Albert Ayler, Gato Barbieri, Byard Lancaster, Sam Rivers, Patty Waters らと共演しています. また,この時期には, ESP-Disk で自身の名義のアルバムを 2 枚レコーディング.
1969 年にヨーロッパへ移住し, この頃からアムステルダムに住居を構え, Maarten Altena や Wille, Breuker といったオランダのミュージシャンと演奏をするようになりました. 1980 年代後半からは, クレズマーを探求するためのグループ (Klezmokum, Klez-thetics, Klez-Edge) をいくつか結成しています.
90 年代中盤以降は, ニューヨークやアメリカ東海岸でも演奏・レコーディングをするように. 2001 年には 20 年以上も執筆されていた自叙伝『Memoirs of a Musical Pesty-Mystic』を発表しました.