『西洋音楽史概説』(春秋社)、『管弦楽・協奏曲名曲名盤100』(音楽之友社) などの著書をもつ故・門馬直美 (1924 〜 2001) によって 1998 年に春秋社から出版した『ザ・ベートーヴェン』が、『ベートーヴェン 巨匠への道』として講談社学術文庫で文庫化。
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香水とカノン: 瑛人「香水」のヒットはなぜ異例ではないのか
行動経済学、あるいは消費者心理学、どちらでもいいんですけれども、慣れ親しんだものを人は好きになるという法則がありますよね。言い換えれば、何度も何度も繰り返し経験したものと似ているものを、人は好きになる。これは多角的な視点から論じられる人間の特徴で、単純接触効果という視点から、あるいは現状維持バイアイス、あるいは損失回避性といった視点から論じられる人間の特徴です。
続きを読む音楽レビューを書くために、自分の確固たる音楽観を形成しよう
すごく素敵な音楽に出会った。その感想を誰かと共有したい、そうだ、インターネットにレビューを載せてみよう…、というふうに、音楽レビューを書こう、書きたいと思っても、なかなか筆が進まないときがありますよね。
続きを読むKllo が開示したエレクトニック系の可能性: Kllo『Maybe We Could』
一度あるジャンルが流行すると、そのジャンルのテンプレートが形成されて、そのテンプレに則った楽曲ばかりになってしまうのは、音楽の流行によくあることです。それが、クラブミュージックというか、ダンスミュージックというか、分かりやすく・例えば、EDM のサブジャンルといった場合にはなおさらなんですよね。というのも、DTM が発達しているから。EDM のようなエレクトロニックな音楽ジャンルの場合、DTM 、つまりパソコンを使用して楽曲を制作するのですが、そのとき、DAW (Digital Audio Workstation) というソフトウェアを使用するんですね。この DAW は、いろいろなソフトウェア会社からいろいろな種類のものが発売されているのですが、概ね、「テンプレート」が用意されています。ヒップホップ「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、ハウス「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、そして、流行りのEDM「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、というふうに。
続きを読むイントロの長さから言うと、髭男やあいみょんはサブスク時代のヒットとしては異例
「サブスク時代にはイントロが短くなる傾向がある」という統計があるようです。
新世代ポップスとしての在り方のお手本: Mikael Temrowski『A Letter to My Younger Self』
音楽は、ポップスの在り方は、どんどん進化していっていて、ぼーっとしていたら時代に取り残されてしまいます。
続きを読むLil 農家、Tokyo Drift Freestyle「農道 drift」を公開
2018 年、セルフ・タイトルのデビューEP『Lil 農家』が局地的な人気を集めた Lil 農家。
しばらく音源のリリースが途絶えていましたが、コロナ禍の流行に乗って Tokyo Drift Freestyle である「農道 drift」を公開しました。