「馬子唄」「追分」リズム

小泉文夫『音楽の根源にあるもの』を読みながら、音 楽 と は 何 か について自分なりに少しずつ考えているところです。

リズムについて、面白い説明がありました。

「例えば「馬子唄」や「追分」のようなリズムは、西アジアや西洋のリズム理論では説明できない」(小泉文夫『音楽の根源にあるもの』「東洋の音 風土とリズム」平凡社(平凡社ライブラリー)、1994年、p. 32)

続いて、「追分」のリズムの説明です。

「〔追分のようなリズムには〕はっきりとした法則性があるのである。三・四などの各単位ごとに、
 (一)はじめは発音に主力がそそがれ、各単位の中では最初の文字が最も短く、次が少し長く、そのあとさらに長く引き延ばされる。
 (二)つまり、各単位の中程では音を長く引く要素が主力となるため、声が高くはり上げられ、歌らしく音を伸ばしてうたう。
 (三)しかし、各単位の終わりには、声をふるわせ美しい節廻しをきかせながら次第に下降するメリスマが現れ、これに主力が集中する」(同 p. 33)
いや、気付かないものですね。ふだん私は、クラブミュージックとか、ロックとか、4拍子でぐんぐん進んでしまう音楽をよく聴くのですが、確かに、ハウスの上に「追分」は絶対に乗らない(笑) 乗せてしまうと、もう、「追分」ではなくなってしまう。では、ハウスのキックを「追分」のアクセントで配置したらどうなるかというと、今度は絶対に踊れない(笑)

自分の中ではテクノとかハウスのリズムがいちばんしっくり来る、と勝手に思い込んでいたのですが。何てことはない、「追分」も充分しっくりくる。そしてそれは、西洋のリズム理論では説明できない。例え理論的に説明されたとしても・・・、すごく不思議です。

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