ボカロでボイス・パーカッションを作ろう: 『みくすて!』解説 (1)「Super So Miku」

7 月 13 日に配信スタートしました, 拙作『みくすて!』の解説記事です. まずは 1 曲目,「Super So Miku」から.

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Super So Miku 解説

この楽曲は, 初音ミクだけで成立していて, 他の音は入っていません. ちょっと短くて, アカペラで, ということで, ミックステープのイントロ的な楽曲です.

聴きどころとしては, 3 タイプの初音ミクの掛け合いラップと, あとはボイスパーカッションですね. ボイパは, もっとカッコよくしようと思えばいくらでもできたんでしょうけど, まあ, ミクちゃんだし, 多少, 下手に聴こえるくらいがカワイイかなあ, と思って, こういう感じにしました.

初音ミク, あるいはボーカロイドでのボイスパーカッションを作るときに気をつけたこと, あるいは, 探究したことですが, 今回はキックですね. 下図のような感じでノートを配置すれば, けっこう迫力あり, かつ, カワイイ感じのキックを, ボーカロイドで作ることができます. ちなみに V3 です.

それで,『みくすて!』のコンセプトの 1 つに, ヒップホップの歴史を取り込む, 要するに, ヒップホップの楽曲を元ネタにする, ていうのがあるんですけど (全曲ではないですが), この「Super So Miku」にも元ネタがありまして, それが, J.J. Fad「Supersonic」です.



特に, もちろん, イントロの部分です.

なんで J.J. Fad を元ネタにしたかというと, もちろん, 第一に J.J. Fad の音楽が好きだ, ていうのもあります. もっとコンセプチュアルな部分で言うと, 今回のミックステープは, 3 タイプの初音ミクにラップさせる, ていうのが技術的なテーマなんですが, J.J. Fad は 3 人組のフィメールラップ・ユニットなんですよね. ていうところで, つながりがあると思ったし, さらに,「Super So Miku」の元ネタの「Supersonic」は, J.J. Fad の同名のアルバム (このアルバムもデビューアルバムなんですが, ) の 1 曲目なんです. なので, 自分の中で, 『みくすて!』1 曲目はコレを元ネタにして, イントロだから短めにして, ていうのが決まっていました.

もし,「Supersonic」を知っている人が, パッと聴いて「あれ? J.J. Fad じゃね!?」てなったら, 制作者としては大変嬉しいですね.

「Super So Miku」ていうタイトルは, このミクステのなかで, これからめっちゃいっぱいミクちゃんが出てくるぞ, ていう意味です.

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