Triple Trouble

5月4日に、Beastie Boys の MCA が亡くなって、そりゃー、もう、ワタシの周りでも RIP 連発だったんだけど、ワタシも御多分に洩れず、「えー!?」という感じだったんですが。

少し遅くなりましたが、ワタシの Beastie Boys への思いの丈を語らせていただきますと、いや、別に Beastie Boys が解散したとか、そういうわけではないんですけれども。

ワタシが DJ を初めてしばらくした頃に、大学の友人が DJ をしている、という話を聞いて。そんで、ワタシは当時、ハードミニマルテクノが大好きで、それ以外の DJ は DJ ではない! と、上京したての田舎者が調子乗ってまして。宇田川町で買ったりしてまして。当時付き合っていた年上の女性にですね、

「何枚おんなじようなレコード買うつもりなの!?」

と、理解を示されない、あれ? こんな話ではなくてですね。

その DJ をしている友人というのが、ヒップホップ DJ でして。しかも割とガチの(笑) ギャングスタラップみたいな。いやー、当時流行っていましたよ、ちょうどですね、B – BOY とか、そういう言葉が浸透始めていた時期と言うか。ダボダボの服着た。そういうのがですね、哲学科にいるんですよ! いま考えたらよくわからない上京だったんですが(笑)

それで、その彼と、「DJ やってんの?」「じゃー、イベントやろうぜ」みたいな話になるわけ。当然。

で、ワタシの方は、あんまり友達いないというか、友人関係もハードミニマルみたいな。

対して友人の方は、横のつながりレペゼンみたいな、今書いてみて、意味分からないんだけど、とにかくファミリーみたいな、そういうのだったので。

必然的にイベントを開くとなると、ヒップホップイベントになるわけですよ。

で、当時はまだ全ッ然ヒップホップのヒの字も知らなかったようなワタシだったんですが、まー、掘りまして、とりあえず。そん中で、Beastie Boys に出会ったわけです。



もともとワタシはロック少年だったんですけれども。それで、今でもそうなんですけど、やっぱ、生音が好きなんですね。テクノでも、生音がサンプリングされたトライバルなのが好きだったりするわけです。

ヒップホップもですね、こう、聴いているうちに、生音がサンプリングされているようなのがけっこう琴線に触れてですね。それで、ファンクのサンプリングでぐんぐんトラック作って、っていう。そういう Beastie Boys の楽曲に打ちのめされたわけです。

DJ の時はインスト使ってました(ごめんなさい)。

前にも似たようなことを書いた気がするけど、Beasite Boys がいないとワタシがヒップホップとか、ブレイクビーツとか、ファンクとかにのめりこむことなかったと思う。そういう、リスナーとしての可能性を開いてくれたカッコいい音楽ユニットのメンバーの一人が亡くなったことは。やっぱショックだった。

まだまだ天国? 地獄? とにかくそっちにラッパーは少ないと思うけど、ベーシストはたくさんいると思うから。そんでたまに、こっちの優れたポピュラー音楽家にクールなインスピレーションを、ビシビシ伝えてほしい。

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