20世紀後半の音楽(11)第2次世界大戦以降のソヴィエト

西洋音楽史、20世紀後半の11回目です。前回はコチラ。 http://musicmusicologic.co…

西洋音楽史、20世紀後半の11回目です。前回はコチラ

20世紀後半の音楽(10)引用の音楽

さて今回は、第2次世界大戦以降のソヴィエトの音楽について取り上げます。

1.スターリン死去後

ロシア革命以降のソヴィエトでは、社会主義リアリズム Socialist realism の音楽を創作するよう義務づけられ、音楽家たちは自由に創作活動を行えませんでした。

1952年にスターリンが亡くなると、こうした芸術家たちへの圧力は、徐々に弱まっていきました。

長年、上演を禁じられていたショスタコーヴィチ Дмитрий Дмитриевич Шостакович 《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Леди Макбет Мценского уезда が復活し、

https://play.google.com/music/m/Bkx7s5xftfg55jrgawvajcvekny?t=Shostakovich_Lady_Macbeth_of_Mtsensk_District_-_Orchestre_de_lOpera_Bastille

ロシア・アヴァンギャルド Русский авангард の芸術が脚光を浴び始めました。

2.多様式主義の音楽

一方でソ連国内には、それまで伝わってこなかった同時代の音楽情報が一気に押し寄せ、音楽家たちは独特の作風を編み出しました。多様式主義 Polystylism の音楽です。

多様式主義の音楽は、セリー Seriesやクラスター Cluster と、中世ルネサンス音楽様式が併存しているような、歴史の序列を度外視した作品を生み出しました。

  • シュニトケ Альфре́д Га́рриевич Шни́тке《交響曲第1番》(ジャズの即興演奏を取り込み、古典派ロマン主義の様式と現代的な響きをかけあわせた)

https://play.google.com/music/m/Bmfrf32vbkjqicpwupfjlce6ete?t=Schnittke_Symphony_No_1_-_Alfred_Schnittke

  • グバイドゥーリナ София Асгатовна Губайдулина《クワジ・ホケトゥス》Quasi Hoquetus中世の語法をよみがえらせる)

https://play.google.com/music/m/Tmv54j4rffde5n4vlzeq3n3vk2m?t=Quasi_hoquetus_-_Valeri_Popov

この他にも、

  • デニソフ Эдисо́н Васи́льевич Дени́сов

https://play.google.com/music/m/Bamruslhfmmqav73gixian4t5s4?t=Denisov__Raskatov__Vustin_Saxophone_Music_-_Claude_Delangle

  • ペルト Arvo Pärt

https://play.google.com/music/m/Brb5wqnv44cgm675valizjpc6pe?t=The_Very_Best_Of_Arvo_Part_-_Arvo_Part

  • カンチェーリ გია ყანჩელი(Giya Kancheli

https://play.google.com/music/m/Bt3vv3yrv2lt4ahydijqlds3fwy?t=Giya_Kancheli_Symphonies_1__7_Liturgy_-_Moscow_State_Symphony_Orchestra

らが多様式主義の音楽に取り組みました。

次回は新ロマン主義について取り上げます。

20世紀後半の音楽(12)新ロマン主義

【参考文献】


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西洋音楽史

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西洋音楽史

ギリシア悲劇とピュタゴラス派について

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20 世紀を聴き比べる (10)「1910 年: ロマン主義の終わり / 無調の始まり」

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