「 中世 」一覧


自分のために楽譜に記す必要性を感じなかった

金沢正剛(2010)『新版 古楽のすすめ』(音楽之友社)を参考に、自分なりに「古楽」について学んで、さらに本書を「音楽活動に対するオルタナティヴな提案」として曲解している(笑) ところです。「曲解」については、以下の記事を参考にしてください(笑)

さて、今回は楽譜の必要性(厳密に言うなら、「記譜」の必要性)について興味深い記述を紹介します。バッハ以後の音楽が、バッハ以前の音楽といかに新しいかを述べることで、バッハ以前は古い音楽 = 古楽だった、という説明のなかの部分です。 続きを読む



中世音楽(5)14世紀の音楽

西洋音楽史、中世の5回目です。前回までで中世音楽における「多声音楽」=「オルガヌム」の発展から、「モテット」の誕生まで、年代的には、9世紀〜14世紀までをみてきました。

今回は前回の言わば続きのような位置づけで、14世紀の音楽、特にフランス、イギリス、イタリアをみていきたいと思います。 続きを読む


中世音楽(4)オルガヌム

西洋音楽史、中世の4回目です。中世の世俗音楽は、単旋律ばかりだったと言われます。これに対し、宗教音楽においては多声的な音楽が登場し始めます。

この、中世の宗教音楽における「多声的な音楽の登場」は、音楽理論において非常に重要視されます。というのも、和音・和声・調性といった、西洋音楽の特徴の出発点として見なされているからです(したがって、中世の宗教音楽、特に「グレゴリオ聖歌」を西洋音楽史の出発点とする教科書も多数あります)。そして何より、こうした「多声的な音楽」が、「理論的」に確認されながら生み出されていった、とう点に、中世の宗教音楽における「多声的な音楽の登場」の有意義さがある、と通説では考えられています。

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中世音楽(3)世俗音楽

西洋音楽史、中世の3回目です。中世の音楽と言えばグレゴリオ聖歌、というのが、教科書的な西洋音楽史を読めば通俗的な理解であるように思えます。しかしもちろん、当ブログでも触れている通り、教会以外の音楽が全く存在しなかったわけではありません。 続きを読む



中世音楽(1)古代ギリシアから中世へ

当ブログの西洋音楽史、今回から中世の音楽がテーマです

 

世界史的には中世は、4世紀頃のゲルマン民族の大移動(375年〜)から始まると言われています。では、西洋音楽史的に4世紀頃に、画期的な出来事があったかというと、そうではない、というのが通説のようです。

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