初音ミクが安倍首相にお怒りのようです

2018 年, フランスとの友好 160 年に向けて, フランスでの「日本博」を目指している日本政府. この日本博において, 日本のカルチャーの紹介の目玉の 1 つとして「初音ミク」を推そうという動きがあることが, 注目を集めています.

 日本政府は、フランスとの友好160周年となる2018年に日本博の開催を目指しています。安倍総理大臣は、「初音ミク」など現代の日本文化を世界に発信していく考えを明らかにしました。  安倍総理大臣:「初音ミクの踊るコンサートや漫画、文学アニメ展、日本映画の回顧、そして上映等、幅広く紹介します」  安倍総理は、2018年...

安倍首相が「初音ミク」という言葉を発したこと, 日本政府が公に「初音ミク」を推すことについて, Twitter で検索するとボーカロイド・ファンの間では概ねポジティヴな評価をしているようです.

もう少し,「初音ミクに保守的なイメージがついてしまう」とか,「初音ミクを政治利用するな」とか, そういうネガティヴがあるのかと思ったのですが, 意外な反応です.

安倍首相の初音ミクへの言及に関してネガティヴな意見としては,「初音ミクは時代遅れ」「海外に発信できる日本文化が初音ミクなのは恥ずかしい」みたいなのが中心. わたしもイチ・ボカロ P として,「初音ミクは時代遅れ」とは言いたくないんですが (ていうか楽器に時代遅れも何もないですからね), 「海外に発信できる日本文化に初音ミク」なのがちょっと小っ恥ずかしいというのはあります. もっとなんかなかったのか.

それで, 話は戻りますが, ただの音楽ツールを政府が推すというのは, そのツールの可能性を狭めてしまうよな気がしてなりません. 確かに, ツールには地域性があります. 日本の楽器とか, 中国の楽器とか, そういうのがあるという点では.

それでも, 特定の音楽ツールを一時的な政権が公に推す, ということには, その一時においてツールの可能性へマイナスの影響を与えるのではないか, と思ってしまいます.

もちろん, 初音ミクというかボーカロイドというか歌声合成の技術 (そしてこの技術への欲望) は, 一時の政権に支持されたからと言って, その時以降ずっと特定のイメージがついてしまうということはない, とは思います.

要するに言いたいのは, 初音ミクはツールだから, しかも音楽のツールだし, 言葉を喋らせることができるという面白さと音楽という言葉に限定されない表現の特徴を逆手にとって, すごく自由に使うことができる, ということです.

ということで, わたしの持っているミクちゃんに安倍政権 dis をしてもらいました.

トラックは, YG がドナルド・トランプを dis った「FDT」です. ラップ (?) の元ネタは, SEALDs の昨年の反安保デモです.

けど, これだけは明確にしておきたいのですが, この楽曲で以ってわたしが何か政治的メッセージを伝えたい, みたいな意図は一切ありません. これは音楽ですので, 言葉以上の解釈の余地があります. 安倍政権が推そうとしている初音ミクは, 安倍政権を dis ることができるツールでもあるんだぞ, ということです.


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