小畑 恒夫、岸本 宏子、有田 栄、石川 亮子、酒巻 和子という昭和音楽大の教員陣 5 人による著者が「ストーリー」重視の西洋音楽史本がアルテスパブリッシングより登場。264 ページとコンパクトで、価格は 2,200 円。10 月 28 日発売予定。
書籍情報
- タイトル: 『つながりと流れがよくわかる 西洋音楽の歴史』
- 著者: 小畑 恒夫、岸本 宏子、有田 栄、石川 亮子、酒巻 和子
- 出版社: アルテスパブリッシング
- 発売日: 10 月 28 日
内容紹介
クラシック音楽はどこから来て、どこへ向かうのか?
神の音楽から人の音楽へ、そして世界音楽の時代へ──。
因果関係(ストーリー)が見える納得の音楽史!西洋音楽の「西洋」って?
その基盤となった古代ギリシャの音楽観とは?
多大な影響を与える3大宗教とは?──クラシック音楽の解説本は数あれど、
その成り立ちから「そもそも」のところを
わかりやすく教えてくれるのはこの本だけ。「1 西洋音楽ができるまで」
「2 神の音楽から人の音楽へ」
「3 西洋音楽のたたわな実り、そして……」の3部構成で、
たんなる作曲家や作品のカタログではなく、
西洋音楽の流れを解きほぐし、
初心者にも理解できるように書かれています。重要トピックを取り上げたコラムには、
面白かわいいイラストも満載!◎執筆担当
(「本が好き!らぼ」 より)
岸本宏子:中世〜ルネサンス、ごあいさつ、序章、終章、あとがき
酒巻和子:バロック〜古典派担当
小畑恒夫:オペラ担当
石川亮子:ロマン派、近現代担当
有田 栄:近現代担当
著者紹介: 小畑 恒夫
1952年大阪生まれ。2006年から昭和音楽大学教授を務め、現在、同名誉教授。NPO日本ヴェルディ協会理事長。東京藝術大学卒業(声楽)。イタリア留学後、研究・評論分野で活動。主な研究分野はオペラ史、イタリア・オペラ歌唱史。著書に『作曲家・人と作品ヴェルディ』(音楽之友社)、『ヴェルディのプリマ・ドンナたち──ヒロインから知るオペラ全26作品』(水曜社)、訳書にタロッツィ『評伝ヴェルディ』(草思社)、ニコラーオ『ロッシーニ仮面の男』(音楽之友社)など多数。
(「本が好き!らぼ」 より)
著者紹介: 岸本 宏子
1943年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学院修士課程修了。その後、フルブライト奨学生として渡米。プリンモア・カレッジ大学院博士課程に進学し、哲学博士号(音楽学)取得。さらにシモンズ・カレッジ大学院修士課程に学び、科学修士号(図書館情報学)取得。2002年から昭和音楽大学教授を務め、現在、同名誉教授。専門分野はイタリア・ルネサンスのマドリガーレ、音楽図書館学、歌声にかんする科学的研究。主な著作に『ルネサンスの歌物語』、『歌唱の仕組み──その体系と学び方』(共訳)などがある。
(「本が好き!らぼ」 より)
著者紹介: 有田 栄
1964年生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽学)。専門は現代の音楽・音楽美学。西洋芸術音楽における声の文化とその伝統をテーマに研究を行う一方、音楽を身近に感じられるテーマでの解説・エッセイなどの執筆や、ラジオ・テレビ音楽番組への出演、また公開講座や講演などをつうじて、古楽から現代音楽までのさまざまなジャンルの音楽の紹介につとめている。現在、昭和音楽大学教授。NHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」番組レギュラー・パーソナリティ。著書に『わからない音楽なんてない!──子どものためのコンサートを考える』(共著、アルテスパブリッシング)ほか。
(「本が好き!らぼ」 より)
著者紹介: 石川 亮子
1972年広島市生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科、同大学院音楽研究科修士課程を経て、同博士後期課程修了。博士(音楽学)。2001〜03年、オーストリア政府給費留学生として、ウィーン大学に留学。船山隆、ゲルノート・グルーバーの各氏に師事。アルバン・ベルクを中心に、ロマン派から近現代の西洋音楽史を専門とし、曲目解説の執筆やドイツ語翻訳なども手がける。現在、昭和音楽大学准教授、武蔵野音楽大学および東京藝術大学非常勤講師。
(「本が好き!らぼ」 より)
著者紹介: 酒巻 和子
1951年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。音楽学を専攻し、西洋音楽史、とくにバロック時代の音楽を主な研究分野とする。現在、昭和音楽大学教授、同大学院研究科長および附属図書館長。著書に『教会カンタータの成立と展開──バロック音楽の諸相』(共著、アカデミア・ミュージック)、『ドレスデン都市と音楽──ザクセン選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の時代』(共著、東京書籍)、訳書に『自伝ホセ・カレーラス──奇跡の復活』(音楽之友社)など。
(「本が好き!らぼ」 より)
著者既刊
- 小畑 恒夫『作曲家・人と作品: ヴェルディ』(音楽之友社)
- 小畑 恒夫『
ヴェルディのプリマ・ドンナたち: ヒロインから知るオペラ全26作品』(水曜社) - 岸本 宏子『ルネサンスの歌物語』
- 有田 栄『
わからない音楽なんてない! 子どものためのコンサートを考える』(アルテスパブリッシング) - 酒巻 和子『教会カンタータの成立と展開: バロック音楽の諸相』(アカデミア・ミュージック)
- 酒巻 和子『ドレスデン都市と音楽: ザクセン選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の時代』(東京書籍)