ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 8 回目は, 2000 年 10 月にリリースされたスーパーカーのシングル, 「White Surf Style 5.」レビュー. 文章はほぼそのまま!
ではどうぞ…!
スーパーカー「White Surf Style 5.」
これが、彼らの、今の形なんだろうか。
適度な電子音と、ノイジーなギターが混ざり合う、
光速の世界。
歌詞は、さらに悟りの域に近づいてきている。
確かに、クリームソーダのように、
甘く、刺激的な青春を奏でる姿は、そこにはない。
それに残念に思う人もいるだろう。
確かに、もう青春は帰ってこないかもしれない。
でも、よく考えてほしい。
1stアルバムのタイトルを。
彼らは、あのアルバムを出すに当たって、
すでに青春は終わった、「スリーアウトチェンジ」だ。
と、言いたかったんじゃないだろうか。
その証拠に、2ndのタイトルは、
まさに「JUMP UP」だったではないか。
一発録りの青春、ループの飛び交う大人への階段を、
難なくクリアーし、音楽の境地を探す旅に、今、出発したのだ。
純粋な音楽への挑戦が始まったのだ。
光速の船に乗って。
スーパーカー、今後の成長が、また楽しみになってきた。