現在形で歌い継がれるグルジア民謡の解説書: 久岡 加枝『グルジア民謡概説 謡(うた)に映る人と文化 』

コーカサス地方の歌謡などの民間伝承を専門とし、大阪大学招聘研究員 (2020 年現在) である久岡 加枝が、スタイルノートよりグルジア音楽の解説書を発売。発売日は 2020 年 8 月 21 日を予定、価格は 3,200 円。

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書籍情報

内容紹介

グルジア民謡とは、最近ジョージアとして知られるようになった国の人々の間で古くから歌い継がれてきた歌である。古代からグルジア(ジョージア)の人々の間には、天然痘などの疫病が流行した際や、干ばつなどの自然災害に見舞われた際に回復を祈願する目的で、集団で歌を歌う習慣が根付いてきた。本書では、現在もグルジア(ジョージア)で歌い継がれる病の治癒歌や長寿を讃える歌、雨乞いの歌をはじめ労働歌や恋歌やふざけ歌、武勲を讃える歌など100以上の民謡のテキストの和訳と解説のほか、旋律や多声部合唱の様式、伴奏に用いられる民俗楽器について各地域集団ごとに紹介し、さらにグルジア(ジョージア)とその周辺の北コーカサス諸民族の音楽文化の共通性のほか、著名な歌手やディスコグラフィーについても掲載。グルジア語の民謡の一部楽譜・対訳も掲載した。出版社サイトでサンプル音源を聴くこともできる。
(出版社サイトより)

著者プロフィール

北海道大学大学院(スラブ社会文化論)修了。
ヴァノ・サラジシュヴィリ記念トビリシ国立音楽院・伝統多声楽研究センターに留学。
大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。
現在、大阪大学招聘研究員。
専門はコーカサス地方(主にコーカサス諸語を話す人々)の歌謡などの民間伝承。
(出版社サイトより)

著者論文 (オープンアクセス)


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