FUJI ROCK FESTIVAL ’11 7/30

FUJIROCK とは、インスタレーションである。雨は、そのインスタレーションを構成する一要素である。

そう高を括っていたのだが、いざ行く段になって、新幹線の中で、〈新潟、福島で豪雨〉だの、〈30
万人に避難勧告〉だのの新聞の見出しを目にしては、括るものも括れなくなる。ただ、友人の TL に流れてくる友人の Tweet によると、苗場はそれほど大雨でもないらしい。もう行くしか無い、というか、チケットも買ったのだし、今さら行かないわけにもいかない、ここで踵を返してしまうと、来年の FUJIROCK まで延々と後悔し続けるだろう。

俺は、30日1日券を PORTER のショルダーバックに大事にしまい、いざ、越後湯沢へ向かった。

降り立ってみると、非常に微妙な天気である。曇天、という表現が全く適当である。とりあえず1日券しか買っていないので、とてつもない軽装で望む。リストバンド交換所に並んでいると、そんな俺よりも「全てを捨ててきました」的な軽装で談笑している若者を見かける。なんだこいつら、なんなんだ。

13時過ぎに、チケットをリストバンドに交感、そして、Tシャツを購入。Jelly Beans デザイン、ピンクが売り切れだったので、グリーン。

MATE POWER、ラテンスカバンド、オレンジ。途中から見る。最後に The Blue Hearts の “リンダリンダ”レゲエカバー。アガる。

さらに奥地へ。

Café de Paris でレ・ロマネスクを途中から観賞。氷川きよしの”ズントコ節”、おそらくフランス語カバー、また、相撲取りの歌がなかなか。際物ぽくてというか際物で宜しい。

ストーンサークルでちょっとだけセッションに参加。

Café de Paris でまたもや一休み。JOJO SWING QUINTET がよろしい。冒頭の数曲を聴き、友人と連絡が取れたので移動。マーキーへ。

マーキーで友人としばし歓談後、オレンジへ。

移動中、ホワイトから 10-Feet の歌声。これくらいなら俺でもできるのでは、と勘違い。

DCPRG、カッコよろし。
少し演奏が不安定だったような気がしないでも無いが。
それでもカッコよろし。

DCPRG 後、アヴァロンへ。
MAIA HIRASAWA、とてもよろしい。
あのポップネスは、大編成バンドのホワイトステージ、もしくはマーキーあたりでないと再現できないのではないか、と勝手に心配していたのだが、
マイア、ベース、キーボード(ときどきドラム)というトリオだからこそ剥き出しになった、
彼女の〈声〉が、響きまくった。

オレンジで友人と合流、CONGOTRONICS vs ROCKERS で文字通り踊る。

オアシスへ移動、レッドでの期待の(聞いたこと無いが)スティーヴアオキ待ち、
スティーヴ、始まってみると普通のエレクトロ、面白くない。

マーキー前の林で寝る。

名残惜しさも感じつつ、
4:30頃、ぼやぼやした頭で帰路へ。

昨年のような、異常な感傷はなかった。おそらく2年連続で行けたことが大きな要因であり、贅沢なことだ。
酔いつぶれることなく、2組だけだけだが、じっくりと聴きたいライヴを聴いた。

もっとあの空間にいたかったという思いが強く残った分、
また来年も来ようと思うものである。

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