Dragon Ash『Viva La Revolution』レビュー: さよならジオシティーズ! 過去記事一挙転載(5)

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 5 回目は, Dragon Ash『Viva La Revolution』レビュー. 文章はほぼそのまま!

ではどうぞ…!

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Dragon Ash『Viva La Revolution』レビュー

なぜ、Dragon Ash(以下、DA)が好きなのだろう、嫌いなのだろう、
その原因は、彼らを語る上で欠かすことができず、逆に少し飽きてきちゃった言葉、「共闘」にある。
DAの音楽のジャンルについての批判はどうであれ(本当は、どうであれ、では済ましたくないんだけど)、
その共闘が、人によってはカンフル剤になったり、うざく感じたりするのだ。
闘う音楽と言うのは、彼ら以前にも存在していただろう。
しかし、そのほとんどが、リスナーとは程かけ離れた場所で闘っていたり、
根拠のないガンバレの連発のように思える。
その点、DAはあくまでリスナーのいる場所で闘いを歌う、数少ない本物の闘うバンドだ。
このアルバムには、そのメッセージ性が色濃く出ている。
そして、不思議と説得力がある。

それは、このアルバムが、闘って勝った結果としてのものだからだ。
さらに、ただ売れたと言うだけではなく、アルバムが出た当時のバンドの若さが、説得力を決定付ける。
日本のミュージックシーンではマイナーだった音楽で成功した、というのも、もちろん大きい。

DAの主なリスナー層は、十代後半である。
このアルバムは、Vo.降谷建冶が、そのリスナー層より少し上の、21歳のときにリリースされている。
少しだけ年上の、頼れるアニキ(死語)が「共に闘おう」と歌ってくれる。
そこに説得力がないはずはなく、信頼すら生まれるだろう。

事実、『Let yourself go,Let myself go』を聴いて、学校を辞めたやつまで出たという。

そして僕も、このアルバムに強い信頼を添せる(学校は辞めないけどね!!)。
このアルバムには、10代を引っ張っていく力がある。

このアルバムの中で最も激しい、
『Drugs can’t kill teens』に込められた、
「ドラッグは10代を殺せない」つまり、「10代はドラッグに負けるほど弱いはずがない」
というメッセージは、確実に10代の心を揺らす。
そして、僕の青春の大事なところに、深い衝撃を響かせた。

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