2008 年と言えば, 9 年前. いまでは Lil Wayne を聴くことに全く抵抗なくなったんですが, 個人的なリスナーとしての趣味を申し上げますと, 2008 年当時は Lil Wayne なんて全く聴けなかったですね. Cut Chemist とか, J. Rocc とか, そういうのがカッコいいヒップホップだと思ってました. いわゆる, アンダーグラウンド・ヒップホップっていうんですかね. 続きを読む
シカゴ発の癒し系ヒップホップ! Sir The Baptist『Saint or Sinner』
シカゴと言えば, アメリカ合衆国の都市のなかでもけっこう, 音楽の盛んな土地というか, シカゴ発の音楽とか, シカゴ出身のミュージシャンとかが, よく音楽系メディアなんかで見聞きするんですけど. 続きを読む
音楽美学者 Peter Kivy が逝去
こう書くと不謹慎かもしれませんが, いよいよ「音楽の哲学」という哲学の, 美学の, 動向の 1 つが歴史的なものになるのか, という感があります.
音楽美学者 Peter Kivy が 5 月 6 日に亡くなられました. 87 歳でした. ガンで闘病中だったとのことです.
米シンガーの Jeremih, メキシコの祝日に新ミクステ『Cinco De Mihyo』をリリース
先週, Chris Brown, Big Sean と共演したミュージックビデオ「I Think Of You」を発表して話題になった Jeremih が, 5 月 5 日のメキシコの祝日に合わせた新ミックステープ『Cinco De Mihyo』をリリース. 続きを読む
フリージャズ・ピアニストの大御所 Burton Greene が新しい録音『Compendium』をリリース
60 年代から活動しつづけている前衛ジャズ・ピアニスト, Burton Greene が 2016 年, 2017 年に録音した音源『Compendium』をフランスの実験ジャズ系レーベル, Improvising Beings からリリース. ピアノによるソロだけでなく, ドラムやベース, フルートを交えたデュオ, トリオによる楽曲も収録されています. 続きを読む
[音楽書 近刊] グリフィス・ポール 『文化のなかの西洋音楽史』
The Times 紙や The New York Times 紙で音楽批評を担当し, オペラ台本作家や小説家としても活躍, さらには『ニュー・グローヴ音楽辞典』編集スタッフの経験もあるイギリスの音楽評論家, グリフィス・ポールの著作『文化史の中の西洋音楽史』の翻訳が刊行予定.
音楽としてホントにギリギリセーフ: 16 歳のラッパー, Lil Pump の怖いものなさ
ラップっていうのは,「そんなの音楽じゃねえよ」ていう周囲の反応を受けながら, リスナーからの支持を獲得してきました.
いや, ラップだけに限らないですけどね, ポピュラー音楽, いや, 音楽っていうのは, 既存のスタイルの焼き直しではなくて, 本当に新しい何かであれば, その新しい何かが生まれる度,「それって音楽なの!?」て反応される. 続きを読む