「 コラム 」一覧

初音ミクを使用した楽曲の良さが未だに分からない

初音ミクに独自の音楽とは何か, あるいはボーカロイドに独自の音楽とは何か, という疑問は, 実際に初音ミクを購入して使用する前から持っていました.

流行りましたからね. 否が応でも, 音楽が好きなら誰でも, 初音ミク発売以降, ボーカロイドを始めとする歌声合成ソフトの話題が目についてしまう, と言っても過言ではありません.

ボーカロイドを使用した楽曲は, ボカロ曲と言われる. 何か, 初音ミク登場以前にはなかった新しい音楽の在り方のようなものが, 囃し立てられている. こうした風説を元に, ボーカロイド, あるいはこれに類似した歌声合成ソフトの使用された楽曲 (ボーカロイド以外の歌声合成ソフトを使用した楽曲も, 以下, この記事ではボカロ曲と総称します) をいくつか聴いてみる. でも, 自分の感受性が鈍感なためか, あるいは決定的に知識が足りないためか, ボカロ曲に有意義な新規性を見出したことはありません. 続きを読む


複数同時に楽曲制作できるか?

DTM をしていると, もっと効率的に楽曲を制作できないものか, といつも思います. ここでの効率とは, できるだけ数多く楽曲を制作する, という意味です. 大げさな話になりますが, 人生の時間は有限です. 納得のいく, 人生の 1 曲を書き上げる, という考え方もありますが, そういう考え方の下に楽曲を書くのは超・天才の仕事で, 自分のような日曜 DTMer にとっては, 有限の時間の人生のなかでいかに多くの楽曲を書くことができるのか, が重要です. 続きを読む


「DA.YO.NE」現象を振り返る: ヒップホップ・シーンにおける功罪 (1)

スターダストプロモーション発の男子小中学生ラップ・ユニット, MAGiC BOYZ が 8 月 30 日に発売する 1st アルバム『第一次成長期~Baby to Boy~』へ, EAST END × YURI の YURI こと市井由理がゲストで参加していることが分かった, ていうニュースを見まして.

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ヒップホップの中心地: アトランタ・ヒップホップ入門

先日, デビューアルバム『Teenage Emotion』をリリースした Lil Yachty. ここ 2 年くらいの US  の若手ラッパーで注目するべき人物の 1 人の Lil Yachty は, 出身こそ違いますが, アトランタ・ヒップホップのシーンの一員に数え上げられています. アトランタのヒップホップ・シーンと言えば, 日本でも知名度があるのは Migos でしょう. 昨年の話ですが,『ユリイカ』でさえ Migos Migos 言ってましたからね (笑). 続きを読む


Roland TR-808 が生んだ音楽: 梯郁太郎の功績

ローランドの創業者で, TR-808, JUPITER-8, DTM, MIDI といった音楽ツール・システムの開発・普及の立役者である梯郁太郎が 4 月 1 日, 逝去したと複数のメディアが報じています.

慎んでご冥福をお祈りいたします. 続きを読む


音楽ブログの始め方

4 月 1 日, 新年度のスタート, ということで, 何か新しいことを始めようとする人のための, ヒント的なものになるような記事を書けないかなー, て思ってたんですけど.

これから音楽について, 何か web で発信しようとしている, まあ, いちばん手軽なのがブログになるかと思いますが, そういう人に向けて, 簡単な, どうやって始めるか, 的な記事を書くことにしました. 続きを読む



Chance The Rapper が本当に破壊したもの

年の瀬も迫り, 音楽ブログ界隈では 2016 年のベストアルバムみたいなのがどんどん投稿される時期になりました.

わたしも, 今年のベストアルバムについての記事を準備中ですが (29 日にアップする予定です), 2016年, いろんな意味で注目されたのは, Chance The Rapper『Coloring Book』でしょう. いくつか, 今年のベストアルバムの記事に目を通しましたが, 軒並み高評価で, わたしも,『Coloring Book』は今年の最高傑作だと思っています。 続きを読む


Leonard Cohen は軽快に真実を聴かせてくれた

例によって例のごとく, Lenard Cohen については Jeff Buckley を通じて知りました. たぶん TSUTAYA 五反田店でベスト盤を借りて初めてまともに聴いたのが 2006 年だったと思います. 正直言うと, 映画『The Edukators』のエンディングで Jeff Buckley の「Hallelujah」を聴いたときのような, 一発で打ちのめされた感はなかったんですが, 続きを読む


ボブ・ディランがノーベル文学賞を肯定したことで新たな論争が生まれる…!はず

金曜にリリースされた英紙「The Telegraph」に, ボブ・ディランがノーベル文学賞について肯定的に語ったインタビュー記事が公開されました.

同時にノーベル財団のホームページにも「ボブ・ディランと連絡がついた」というプレスリリースが 続きを読む


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