老舗洋楽専門誌である『ロッキングオン』の今月号の特集が「ギネスも知らない ロック世界記録の真実200」でした。
特に熱心な読者というわけでもなく、ほとんど立ち読みで済ましてしまうのですが(ワタシみたいなのが居るから「ハーコー」と言われるポピュラー音楽誌がぐんぐん廃刊されているわけですが・・・)けっこうもう、ここ4、5年ロッキングオンの特集がこんなのばかりで、 いや、もっと前か? 別に驚きもしなかったのですが。
何というか洋楽市場が相手にしている年齢層が、明らかにワタシが中高生だった頃よりも上がっているのだなあ、と、ぼんやり思っていたわけです。4、5年(笑)。
それで、サブ特集の1つが「2012年 上半期ベスト・アルバム50」というもので、「あー、数年前(これもぼんやりですが(笑))ロッキングオンて「ベスト・アルバム」を決めるとかしない主義とか言ってなかったかなあ」とどうでも良いツッコミをしまして、心の中で。
それで、ワタシ、今年レコード何を買ったかなあ、そんなに買ってないなあ、なんて思いながらぺらぺらとページをめくったわけです。
そしたら、ちょっと驚いたのが・・・
ワタシの知っているアーティストばかり載っている! 何でだ!
あ、ちょっと誇張表現でしたが、けっこう知っているアーティストが多くて、びっくりしたわけです。何故か。ワタシは熱心ないわゆる洋楽リスナーではないから(ちなみにワタシの中で洋楽の最新アーティストはいちおう、James Blake です (積読ならぬ積聴ですが)。熱心な洋楽リスナーを対象にしているだろうと(ワタシが勝手に思っているだけかもしれませんが)ロッキングオンであれば、ニューカマー! みたいな記事が充実している! はず! だったのですが、ほとんどない。その代わり、ワタシのようなアラサーが中高生の頃に思い入れのあった、もしくはそれ以上の年齢層のセイシュンのバンドばかり。
ちょっとホームページからフィーチャーされているアーティストをみてみましょう。
- LED ZEPPELIN
- MY BLOODY VALENTINE
- LINKIN PARK
- MARILYN MANSON
- DAMON ALBARN
- Sigar Ros
- THE LIBERTINES
- FLORENCE + THE MACHINE
- KYTE
- THE HEARTBREAKS
ワタシの知らないのは KYTE と THE HEARTBREAKS だけ。その他のアーティストって・・・、まー、フローレンスが日本で有名になったのは最近だろうけれども・・・、これ、オッサンしか聴かないだろ?
特集記事だけでなくてその他の記事もこんなんばっかって、ちょっと洋楽・ロックはワタシが思っていた以上に不味い状況なのでは?(笑)
いや、別に新しいアーティスト = 良いというわけではないけれども・・・、ちょっと読んでて寒気しました。