「 Hip Hop 」一覧

ELUCID『REVELATOR』: 音楽の前衛ヒップホップを突き進む新たな作品

アンダーグラウンド・ヒップホップの世界で絶大な支持を集めるニューヨーク出身のラッパー兼プロデューサー、ELUCID(エルーシッド)。ELUCID は ビリー・ウッズとのユニット「Armand Hammer」での活動を通じて、その名前を広めましたが、そのソロキャリアも同様に注目されています。彼のの音楽は、政治的かつ哲学的なテーマを探求しつつ、実験的で大胆なサウンドを取り入れるのが特徴。特に、社会的な不安や人間の内面的な闘争を描くリリックは、リスナーに強烈な印象を与えています。

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ギャングスタ・ラップを通じて見る若者の世界観: 反抗、現実、そしてアイデンティティ

音楽は、しばしばその時代の社会状況や若者の心情を反映する鏡とされます。例えばギャングスタ・ラップは、社会的な不平等や差別、貧困といった厳しい現実を背景に、その生の声を伝えることで知られています。しかし、なぜ多くの若者はこれらのメッセージに強く惹かれるのでしょうか? 本記事ではドイツの論文「The Good, the Bad, and the Narrative: How Youth Experience the Gangsta in Rap Music」を参考に、若者がこの音楽ジャンルをどのように受け止め、自己表現の手段としているのかを探ります。ということで基本的に調査内容などはドイツだということをご留意ください。

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英語の歌詞に韻 (rhyme) は必要か?

「韻を踏んでいる / 踏んでいない」「韻を踏む必要がある / ない」といった議論は、どういう理由かとても取り締まりに厳しい方々、通称ライム・ポリスがいらっしゃいます。ライム・ポリスのうち特に厳しい、もしかして過激派なのでは? と勘繰ってしまう一派は特に、韻暴論者と言われています。嘘です。韻暴論者、さきほど YouTube で調べたらさらに近づき難い同名のラップ・ユニットが存在しました。どこまで冗談なのか本当なのか、とにかく私は韻、というか rhyme の議論にあまり参加したくないのですが、調べていくうちに非常に興味深いことが分かりました。ですので、よくある「調べてみました!」系と似たような「英語の歌詞に韻は必要? 調べてみました!」的記事を残しておきます。

自分用のメモです。

主にインターネットの情報を集めたものです。

あまり信用度は高くないと思ってください。

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五穀豊穣で所得向上: 農家ラップ協同組合、本格派ラップ曲「GOKOKUHOJOH」で始動

ポッドキャストを中心にラップ曲を発表していた愛知の MC. G、同じく農家系ポッドキャストを発信している奈良のゲンさん、そして 2018 年に EP「Lil 農家」でデビューし昨年は「Tokyo Drift Freestyle」の農業ヴァージョン「農道 Drift」も発表した高知の Lil 農家の 3 組が、農家ラップ協同組合を結成、YouTube に第一弾楽曲「GOKOKUHOJOH」を発表しました。

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マッチングアプリをテーマにしたラップ!? MC ペアーズがティザー動画を公開

新型コロナ禍の影響で、利用者数が増加しているマッチングアプリ。

マッチングアプリをテーマにした小説や、それを原作にしたドラマも制作されるなど、クリエイターの創作意欲を掻き立てる存在にもなっていますが、マッチングアプリをテーマにしたラップがついに登場した模様。

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ふざけすぎ! だからクセになるヒップホップ: Digital Nas & Lil Yachty『The Lost Files 2』

出たての頃に比べてすっかり注目度が下がってしまった感のある Lil Yachty. 『Teenage Emotions』以降の Lil Yachty を見ていると, ヒップホップ・ゲームのなかで生き残ることの厳しさを, リスナー視点ではありますがひしひしと感じてしまいます.  続きを読む


Cuban Doll がミックステープ『Karma』をリリース

Cuban Doll と言えば, 彼女をめぐる Tadoe と 6ix9ine の確執という, ゴシップ的な話題で 2018 年に注目が集まり, 結果的に知名度が上がることになりました. しかし, Cuban Doll はれっきとしたラッパー. ゴシップのあとに彼女が音楽的キャリアをどう築いてくかも気になるところではありました. 続きを読む


初音ミク×九鬼周造のコラボレーションが切り拓く, 日本語ラップの新しい地平

制作したのは昨年の 8 月ですが, 歌声合成ソフト・ボーカロイド, 初音ミクを使用した楽曲を soundcloud で公開しました. また同時に, そのピアノ・バージョンも公開しました. それぞれ,

です. 続きを読む


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