あるフィクションの物語について、作者の実生活 (人生といってもいいかもしれませんが) と物語との関連が考察されることがありますね。例えば、物語の主人公が作者自身なのではないか、とか、登場人物は作者の身近な人なのではないか、とか。もちろん作者自身が私小説だ、と公言しているケースもありますが。そうでない、現実離れしているような設定の物語であっても、登場人物のモデルに作者の身近な人を見立てる、といった解釈がされることがありますね。
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音楽ブログの始め方
4 月 1 日, 新年度のスタート, ということで, 何か新しいことを始めようとする人のための, ヒント的なものになるような記事を書けないかなー, て思ってたんですけど.
これから音楽について, 何か web で発信しようとしている, まあ, いちばん手軽なのがブログになるかと思いますが, そういう人に向けて, 簡単な, どうやって始めるか, 的な記事を書くことにしました. 続きを読む
ミュージシャン以外が書いた, 超・具体的な音楽批評 7 選
ぼくのりりっくぼうよみのツイートに端を発する一連のやりとりの togetter をみて,
ミュージシャンサイドにだいたい同意しつつ, でもそれは相当ピュアな理想でそれを実現するのはかなり困難ななのではないか, と思っていたところです. 続きを読む
『ユリイカ』の「日本語ラップ」特集にはガッカリです
こういう前置きをするのは好みではないのですが, いちおう, なんか怖そうな ( めんどくさそうな ) 界隈に向けての文章になるかもしれないので, いちおうしときます.
これから書かれる文章は, 喩えるなら,「ちょっと美味しい味噌ラーメン食べたくて, こだわってそうな昔ながらそうなラーメン屋に入ったら, 味噌ラーメンがおいてなくて, 仕方なくしょうゆラーメンとか, 餃子とかチャーハンとか頼んだけど, 腹減ってたから. 不味かった. かろうじて餃子の盛りつけ方が面白かった」ていう感じです. しかもこのラーメン屋 =『ユリイカ』はけっこう評判がいい. 続きを読む
【音楽書 近刊】宮澤 淳一 ・横井 雅子・白石 美雪『音楽論』
グールド関係の翻訳のほか, マーシャル・マクルーハン, カナダ文学, ロシア文学など幅広い分野をカバーする宮澤 淳一, ハンガリー音楽を中心とした研究者の横井 雅子, そしてケージを中心に現代音楽を研究している白石 美雪の 3 人による音楽書, タイトルも直球の『音楽論』が, 3 月に発売予定. 武蔵野美術大学出版局から.