ロックとヒップホップは, 再び邂逅するのか?: XXXTentacion『17』

サウンドクラウドに発表した「Look At Me」で音楽シーンに議論を巻き起こした南フロリダ出身のラッパー, XXXTentacion (1998 年生まれ, だから現時点で 19 歳) . この「Look At Me」がバズったのが, 彼が刑務所に入れられていたていうの, それがまず面白いんですけど, 3 月に釈放されてからは, すぐにツアーを行ったり, さらに XXL の Freshman class に選ばれたりと,「サンクラで話題」以上のポピュラリティを獲得してきました.

そして7 月, 1 st アルバムがリリースされるとアナウンスされ, 予定通り 8 月 25 日,『17』がリリースされました.

今回リリースされた『17』. これは, いままでにないかたちでヒップホップとロックを邂逅させたという点で, ヒップホップをまた新たな段階へ引き上げる傑作なのではないでしょうか.

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アルバム情報

  • タイトル:『17』
  • アーティスト: XXXTentacion
  • リリース: 2017 年 8 月 25 日

今年に入り, コアなヒップホップ・ファンや, サウンドクラウド・ジャンキー (1 日中サンクラに張り付いて, ヒットしそうなトラックをいのいちばんにふぁぼることを生きがいにしているようなリスナーを, 個人的にこう呼んでいます) 以外からも, サウンドクラウド・ラップという, それジャンル名なの? みたいな単語が聞かれるようになりました. XXXTentacion は, そういうシーンのなかのうちの 1 つだと言っていいでしょう.

サウンドクラウド・ラップのシーンで個人的にイチバン推してるのは Lil Pump なんですが,

今年だと Lil Peep ですね.

Lil Peep は「ローファイ・ラップ界のカート・コバーン」との異名を持っていて, ほとんどグランジのような, 全編にわたりギターが使用されているアルバム『Come Over When You’re Sober (Part 1)』が話題になりました (正直, Lil Peep にはあんまりぐっときてないんですが…, あとは個人的に推したいのは Lil Tracy ですね).

XXXTentacion『17』もまた, ほぼ全曲にわたりギターが使用されていて, そういう点では, 『Come Over When You’re Sober (Part 1)』と比べられる作品かもしれません. どちらもとても全体的な雰囲気がロック的なんですね. ヒップホップというよりは.

ここ数年, いつくらいからかはちょっと忘れてしまいましたが, ロックの方にはアンテナが向かなくて, 最後に個人的に盛り上がったのが The Strypes くらいで,

海外の音楽サイトを見ても, ヒップホップをはじめとする (いわゆる・この言い方は嫌いなんですが) ブラックミュージックの方が面白いといえます. ロックなんてもう誰も聴かないかな〜, 面白くないかな〜, なんて, 少し寂しいことを考えていたところ, ヒップホップ側から, ロックの質感を持った作品が現れた, ていう.

ヒップホップとロックの融合って, いままでに何度かあったんですけど, XXXTentacion 『17』は, ロックがヒップホップを利用したり, ヒップホップがロックをサンプリングしたり, ていう主従関係があるのではなく, 両者がいままで以上の密度で共存しているように聴こえます.

XXXTentacion『17』を機に, ふたたびロック的な何かが, 面白い方向に向かえばリスナーとして楽しんですけどね. 『17』, ロック・ファンにもがっつりオススメできるヒップホップ作品です!!!!!


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