FUJI ROCK FESTIVAL ’13

7月26日(金)〜28日(日)に苗場スキー場で開催されました FUJIROCK FESTIVAL ’13、前夜祭から2日目まで楽しんできました! 去年は行かなかったので、2年振り、何回目? かはもうちょっと忘れましたが。6回目くらいかな? ので、ちょろちょろッと書いていきます!

えー、先ず。前夜祭。写真観ていただければ分かるんですが、最高の曇天(笑)、しかも途中から雨、ていう、ま、止みましたが。なかなかフジロックらしい始まりでしたね。Red Marque でバンドと DJ を聴いて(それ以外はほとんど呑んでたんですが)、まぁ、普通かな、と。

目次

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7/26(金)

で、初日。ドラゴンドラ。初めて乗りまして。朝っぱらから。いや、コレは1,500円の価値ありますね。すばらしい。苗場の山々の絶景を楽しめたというか。そして。行き着いた先が Day Dreaming っていうところ。いやあ、人少ないし、涼しいし快適でした。で、何でこんな朝っぱらから乗ろう思ったのかというと、本祭(?)三日間のうちで、いちばん最初のアクトが彼女たちだったので。全ッ然聴いたことなかったんですけど。

10:00 – 11:30 Nao and Qmico @ Day Dreaming

この Nao and Qmico 。どんな DJ なのかなあ。と思ったら、なんとアンビエント! しかも今ドキ珍しく完全アナログセット! フジ本祭(?)一発目にして、なかなかいい感じの DJ 聴けました。天気もよかったし、芝生に寝っ転がってというか本当にしばらく寝てしまいました(そして iPhone を無くすという(笑) ふつうに芝生に落としていたっていう(笑) すぐ見つかりましたが(笑))。

本当はさっさと下山して、Route 17 を観る予定だったけど、あんーまり気持ちよ過ぎたので長居してしまいました。おそらくフジの会場のなかでいちばん標高の高いところにも行きましたし。Nao and Qmico の次の Polar Chalors featuring 神田サオリ もなかなか。ダンサンブルなエレクトリックビートに、管楽器とかなんとかかんとかの生音が絡む、ていう感じで、で、その音楽は Polar Chalors なんですけど、神田サオリていう人はそのライブの間、ライブペインティングしている、ていう。この後に「怪しい3人組」(あとで調べたらハッチェル特急楽団ていうらしいんですけど)ていうのを観たんですけど、全然神田サオリの方が怪しかったですね。

怪しい3人組? とかいうグループのライブもチラ見。ハッチェル特急楽団というらしい(あとで調べたら)。別に怪しさはありませんでしたが、全く電気を使わないライブはなかなか! ちょっと古楽に通じるところもありましたね(ない)。

12:40 – 13:20 CJ Ramone @ Green Stage

さて。下山してイチバン最初に向かったのが Green Stage。目当ては CJ Ramone ! CJ Ramone は Ramones に最後に加入したベーシストで、ヴォーカルも担当していた、ということなんですが! Ramones ナンバーを! 生で! 聴ける! 喜び! サイコーでした! Green Stage て、いちばん広いステージなんですけど、それを3人でビシっとパンクする、あの感じ。久ッしぶりにモッシュとかしたし、ダイブとかしてる人みたし、流血してる人もいたし、GABBA GABBA HEY ! だったし、感動しましたね。コレは本当に。真っ昼間に、最高にシンプルなパンクを聴く幸せに。

14:30 – 15:10 Big Willie’s Burlesque presents Mambo Loco @ Cafe de Paris

続いて Big Willie’s Burlesque。Cafe de Paris ていう小さいテントで、こういうラテンチックな音楽とか、そういうのが演奏されてるんですけど。まあ、音楽はさておき(笑・いや、こういうの好きなんですよ、ただ、いつも聴いてるのがレコードの音源なので、クリアーに聴こえすぎて、逆に違和感だったというか)、ダンサー、ありがとうございました。

動画はフジのじゃないんですけど。非常にセクシーなダンス。ワタシは黒髪のコが可愛かったですね。良かったです。

18:10 – 19:00 Of Monsters And Men @ White Stage

そして! Of Monsters And Men ! 昨年ワタシが勝手にベストアルバムに選出した! コレが生で聴ける! ということで! フジロックに行こうと! 決めたバンド! いやあ。素晴らしかった。シンプルなメロディーの優しいフォークロック。そして皆で「ラララ〜」と歌えるシンガロングな楽曲。正に自然のなかで聴くフェスにふさわしいバンドでした。

男性ボーカルが太ってる! 女性ボーカルがなんかちょっとかわいくなってる! そして誰なんだあのブロンド美女は!

後半雨がダーッって降ってきたんですけど、そういうのも関係なく、「皆で歌う」ていうライブの楽しみ方を充分楽しめました。

この後、Flying Lotus とか NIN とか観たかったんですけど、雨ひどいに、けっこう疲れ気味だったので、テントに戻ってちょい休憩。で、気付いたら25時過ぎ。 DJ Shadow 始まっとるやんけ。

25:45 – 27:00 DJ Shadow @ Red Marque

と! いうことで! DJ Shadow ! これまたかなーり楽しみにしてたんですが…! 途中から観たということもあったかもですが、正直ちょっと微妙でしたね…。DJ セットだったのかな。たまに MPC をドラムスティックでガシガシ叩いて魅せるなんてのもありましたが…。けっこう普通でした。

そのまま Orange Court のオールナイトフジへ。フジで、夜明けに、Kaoru Inoue で踊りたい! ということで! 着いた頃には Phunk Investigetion という DJ デュオがプレイしてたんですが。まあ、普通の、シンセふぁーふぁー鳴ってる感じの、4つ打ちの、という感じでした。

28:30 – 30:00 Kaoru Inoue @ Orange Court

で! いよいよ Kaoru Inoue! 何かね、何かよくわからんけどめっちゃ渋い。深い! いつの間にか雨もやんで、徐々に明るくなる苗場! 一体感とも分散感ともとれない、それぞれが好き勝手にビートに身体を委ねてるあの感じ。不思議な空間でしたね。アンコールも2回ありましたし。明け方まで踊って疲れる、ていうのを久しぶりに堪能しました。

7/27(土)

けっきょくそのまま眠らずに、テントでちょっと休憩して、時間余裕かなあ、て思って、風呂入ろうと思ったら、信じられないくらいの行列。それだけでもかなりげんなりしたのに、さらにリストバンド交換エリアがアホみたいに混雑。で、Of Monsters And Men の次くらいに楽しみにしていた Prischilla Ahn、けっきょく1曲しか聴けず! クソ! 舐めてた! 完全に舐めてた!

11:30 – 12:10 Prischilla Ahn @ Red Marque

その最後に聴けたのが、〈風の谷のナウシカ〉のカバー。可愛い。かわい素晴らしかった。やっぱりちょっと日本人好みの、幼い感じの声が特徴なんですけど、変にウィスパーっぽいとか、張ってるとかじゃなくて、真のあるというか、くぐもっているというか。そういうのが、彼女の声の特徴だと思うんですけど。で、しかもやっぱり発音ちょっと違和感あって、舌っ足らずなんですよね。そういうのところも、かなり可愛かったです。日本語の MC 含め。

12:40 – 13:20 LAMA @Red Marque

そのまま LAMA 待機。高校の頃死ぬほどスーパーカー聴きまくり、ナカコーに死ぬほど憧れていたんですが。LAMA はちょっと CD 聴く限り微妙というか。「あー、このままスーパーカー続けてたらこういう感じになってんたんだろうな…、解散して正解だわ…」みたいな。直接の影響関係は別として、スーパーカーってワタシの中では邦楽打込みロック(ソフトな路線の)の先駆けみたいなイメージあるんですけど。で、いま、けっこう打込みロックのバンドってふつうにけっこういるんだけど、LAMA て全部に負けてる。が、やはり聴きたい。で、始まりましたが、が。

やはり微妙でしたね…。途中機材トラブルなんかがあってその辺はかなりカオスでカッコよかったんですけど、あとはけっこうキレイにまとまってるというか。ナカコーのノイズ芸も変わらないし(というかナカコー、ギターヘタ過ぎだろ…)…。

14:20 – 15:10 奥田民生 @ Green Stage

そして! 奥田民生! これまた中学くらいからずーっと好きで、フジで聴きたい! という念願が叶いました。ギター、ベース、鍵盤、ドラム、と、これまたかなりシンプルな構成での分厚い王道ロック。やっぱカッコいい。なんかふけたけど。それは民生も MC でネタにしてたけど。プレイリストはオールタイム・微妙な曲(〈さすらい〉を除けば)みたいな(笑) これまた民生らしい。でも全部知ってるし、途中で雨がんがん降ってきましたが、そういうのもあんま関係なく。拳をあげてずーっと歌ってしまいました。

で、雨。ということで、Karl Hyde 見送り。そして。風呂入って björk !

いやあ、今年のフジはいろいろ、観たいのてんこもりでしたね。正直。見逃したアクトも含め。

20:20 – 21:40 Bjork @ Green Stage

で! その Björk なんですが! まあ、普通でした(笑) 衣装はくるよ姉さんみたいだったし、動きはピグモンみたいだっし、「コンニチハ!」が市原悦子みたいだったし…、というのはどうでもよくてですね、ドラムとシンセ(?)、とあと合唱団みたいな、そういうちょっと特殊なバンド編成、ということで、ポピュラー音楽にしてはけっこう実験的なサウンドでしたね。打込みのビートとベースが、割れんばかりの低音で、かっこよくて、そこに合唱隊が乗るんですけど、なかなか聴いたことない。そして圧巻(「普通」とか言いながら「圧巻」とか言ってますが(笑))はやはり力強くリビルドされた〈Hyperballad〉!。後半はほとんどダンサンブルなビートがガシガシ押し寄せるかなり危ないアレンジになってました。

Björk の魅力って、別にスゴいメロディーセンスがあるとか、あと、歌がめっちゃうまいとか声がいいとかじゃなくて、ビートに対する歌声のアプローチですよね。彼女独特のリズム感(ちょっと溜め気味?)があって、それに圧倒される。ていうのを、改めて確認できました。

22:30 – 23:40 Jurassic 5 @ White Stage

最後に観たのが Jurassic 5。そして今回のベストアクト。いや、Jurassic 5 というか Cut Chemist 。途中、Nu – mark との DJ バトルみたいなのがあったんですが、完全に Cut Chemist の圧勝でしたよね。スクラッチがビートに対してかなりポリリズムになってる、アグレッシヴな、ていうのもカッコいいんですが、それ以上にパフォーマンスですよ! ギターのネックみたいなのがついたターンテーブルをショルダーキーボードみたいに肩にかけて(しかもアナログの(笑))、それを正にギターにみたてて、そんでギターノイズのレコードをコスる(たぶんこのレコード、Cut Chemist のオリジナルなんじゃないんでしょうか。レーベル部分にあの、フラスコとハサミのマークついてましたし。詳しい方がいらっしゃいましたら、お教えください)! までは別にフツーかもしれませんが(それでも全然余裕でフツーじゃないんですが)、さらに! ピチコンをいじって、〈Smoke on the Water〉のリフを再現する! ていう(笑) いやあ、興奮しましたね。

Cut Chemis と Nu – mark の DJ バトル, これはもう、楽譜にできるんじゃないんですか(笑) 基本、DJ て楽譜にするようなもんじゃないんですけど、DJ 用の記譜法でも編み出して、楽譜に残すべきでしょう、皆が再現できるように(笑)

もちろん、本編の方もすっごいカッコよかった。真夜中に山の中がヒップホップでダンスフロア化する、ていうのは、けっこう面白かったです。

で、この後はちょっと休んで RYUKYUDISOCO でも聴こうかなあ、と思ってたんですが、当初の予定では。けっこうもうツラくて、Jurassic 5 が良過ぎて、もう、テントに帰りました。

と! いうことで。2日間、前夜祭を含めると3日間、フジロックに行ってきたんですが! だいたい無理なく観たいライブ観れたし、しかもそのどれもがカッコよかった。でも、じゃあ、来年また来たいかというと、それはちょっと微妙で…。というのも、けっこう、その、シソー的な部分で、サムいな、と思うところが万々ありまして…。その点についてはまた別に書こうと思います。音楽が素晴らしかった分、ちょっと残念だった、という。

最後、こんな言葉で締めくくりたくないんですが(笑)、来年以降はよっぽど観たいのが来ないと行かないかあ、というのが、全体的な正直な感想です(とか言って来年も行ってそうですが(笑))


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