3 期放送直前! アニメ『ゆるゆり』1 期・2 期楽曲 勝手にベスト 50 ( 11 〜 20 位 )

10 月よりスタートするアニメ『ゆるゆり』3 期. 『ゆるゆり』は, 純度の高い百合作品であると同時に, 卓越したユーモア性を併せ有つクオリティの高い作品ですが, アニメ関連でリリースされる音楽もまた作品に負けじと劣らず高クオリティです. わたしは, 『ゆるゆり』がきっかけでアニソンの世界を知ったと言っても過言ではありません.

ということで, 前回に引き続き, 現在リリースされている『ゆるゆり』関連のベスト 50, およびそのレビュー, 20 位 〜 11 位です. 前回まではコチラ.

これを書きながら気付いたのですが, なぜ 77 曲にしなかったのかと反省中です. 書き終わったらあと 27 曲追加して, 77 曲ランキングという, いま以上に気持ち悪い何かを書いてやる. いや, 3 期のキャラソン出揃ったくらいのタイミングでいいかな. 

本当にするかどうか分からない宣言をしたところで. 音楽レビューという文章ジャンルの性質上, これ以降は本当に気持ちの悪い駄文が並んでいますので, ブラウザを閉じていただけると幸甚です.


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20. ミラクる~ん♪

駆け上がるアルペジオが印象的なストリングスのイントロから始まるこの楽曲は, ウィンド系ブラス, 抑え気味のエレキギター, 怪しげなオルガンが, 早すぎも遅すぎもしないテンポで配置されたアレンジの, ド直球のビッグバンド・ジャズ・昭和歌謡だ. 直ぐに思い浮かばれるのは, 小刻みよく指揮棒を振るナニワのモーツァルト, キダタローだ. おそらく NHK, それもBS とかそっち系のホントおじいちゃんとかおばあちゃんくらいしか観ないような, そんな歌謡ショウのテレビプログラムで小刻みよく指揮棒を振るキダタローだ. 要するにこの楽曲は, アニソンの懐の深さを感じさせる 1 曲だ. その完成度は, 「あ〜, 魔法少女アニメの ED 曲って, 確かにこういう感じなんだよな〜」みたいな, 魔法少女アニメなんてほとんど観たことないニワカアニメファンの知識・記憶を捏造させるに充分なほど高い. この楽曲はそれほどの強度を有している. 「ふー!」というスキャットにつづいて竹達彩奈が披露する歌唱は, 基本的には飛躍の少ない比較的単調なメロディーを濁り気味の声でなぞるのだが, しかし単調だからこそ, 表情をよく聴き取ることができる. 単調だからこそ, 要所要所に挿入されるセリフが, 鮮烈に耳を襲うのだ.

19. ぴゅあぴゅあミラクるん

キャラソンを含めるアニソンのたしなみは, 楽曲とアニメ作品, そして声優という三項それぞれの関係性にある. いまそのうちの 1 つ, 声優という要素に注目しよう. 声優に注目すれば, 彼・彼女が関わってきたアニメ作品において, その楽曲を歌う意味とは何か. といった切り口のたしなみが可能になる. この楽曲, 「ぴゅあぴゅあミラクるん」を歌う声優は竹達彩奈である. 竹達彩奈を代表する役と言えば, あずにゃんで異論はないだろう. 確かにインターネットで検索すれば, 竹達彩奈の関わったアニメ作品およびキャラソンが複数挙げられようが, 筆者のようなニワカオタクにとって竹達彩奈 = あずにゃんなのである. さて, 竹達彩奈を代表する役はあずにゃんであるが, このあずにゃんには「音痴」設定がある. その音痴のなかの人である竹達彩奈が, 「ぴゅあぴゅあ」というタイトルのついた曲を歌うこと… , そう, この楽曲は, 『けいおん』における名曲のうちの 1 つである「ぴゅあぴゅあはーと」を歌詞に引用することによって, あずにゃんの音痴設定を声優を通じて乗り越える 1 曲なのだ. そして「しゅわしゅわ」という歌詞はまた, プチミレディへとつながる. 要するにこの楽曲は, この楽曲発表当時に竹達彩奈の高度な交錯点なのである.

18. いぇす! ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ -生徒会ver.-

正直に言って, この楽曲はあまり好きになれない. しかし「この楽曲」と言った場合に, その指示対象は大変曖昧である. 筆者がいま指している「この」は, 七森中☆ごらく部が歌唱しているバージョンのことである. 2 期 OP で初めて聴いたときからそうだった. いや, 1 期の OP 曲も初めて聴いたときは「なんだこれ!??!!???」だったのがいまでは大好きになってしまったので, そのうち好きになるだろう, と聴いた当初は思っていたのだが, やはりいまでも好きになれない. 間奏でのメタル調のギターソロに, ごらく部のセリフが絡む箇所は, 多くのアニソンの間奏がアニメに関係のない無礼なただのギターソロであるのに対し, 非常に作品により沿っているとは思う. しかしよく分からないのだ. 不思議な楽曲だ. 消化しきれない不思議な楽曲だからこそ, 良い楽曲なのかもしれない. そこでこの生徒会 ver. である. 歌う声優の異なるヴァージョン違いがたしなみのうちの 1 つであるアニソンにおいて, 後発のヴァージョン違いは, 主にその遊び心において先発のオリジナルを常に凌駕する. この楽曲も例外ではない. 改変された歌詞, セリフにおいて, 最も楽しめるのは, 本当に嬉しそうに歌う杉浦綾乃 = 藤田咲である.

17. 恋の罰金バッキンガム

どこか煮え切らないメロディーのフックが歌い出しで, この煮え切らなさは綾乃の性格を表していると言えよう. 楽曲全体的に, よくある高速ダンスチューンで, 先ず耳を奪われるのは, やはり要所要所に挿入されたセリフ調の歌唱だろう. また, それと呼応するように A メロ 〜 B メロ 〜 サビを通じ歌詞の随所に配置されたダジャレである. こうしてリスナーは, アニメと原作と楽曲の強固なつながりへと魅き込まれるのだが, 間奏においてリスナーの感動は頂点に達する. それはもちろん ,キャラソンの醍醐味であるセリフパートであり, おおよその予想通り, タイトルである「罰金! バッキンガムよ!」というダジャレの変奏で ( ダジャレの変奏ってなんだよ ), そしてその迫力だ. 藤田咲を語る際には, 初音ミクへの言及するかしないかの距離感にナイーブになってしまいがちだが, しかし切り離すことのできない限り, 語り手は堂々と比較するべきだ. つまり, この喉を振るわせほとんど「ドスの効いた」と言ってもいい迫力は, V3 までの初音ミクでは絶対に再現できない. V4X で実装されるであろうグロール機能については未使用なので不明だが. といった派手な部分に耳がいきがちだが, 歌詞ことに本当に微妙に声の表情を変える歌唱も, 大きな魅力だ.


16. あなたのシアワセ, うちのシアワセ

豊崎愛生はよく語られる声優のうちの 1 人だ. アニメ作品における彼女だけでなく, ソロ歌手活動も注目されている. 既に述べた通り, ソロ歌手活動では, 特に 1 st アルバムでは豪華アーティストが集結し, 豊崎愛生の脱アニメ化が計られ, 出来上がったアルバムはなんかどっかその辺のアニメ観ないヤツが渋谷系とかなんとかかんとか言ってきそうな感じのヤツになった. いや好きなんだけどね. めっちゃ名盤です. でも, でも, やはり声優の歌唱の魅力は, もうほとんど酷使としか言えない歌唱を披露するアニソン・キャラソンにある. この楽曲は先ずジャングルらしい打ち込みのブレイクビーツから始まる. これが既にいい. 豊崎愛生とジャングル. 素晴らしい組み合わせだ. サビ前での, 鼻血が出る SE が鳴る遊び心も楽しい. 歌唱に耳を向ければ, お決まりのセリフ挿入もさすがに表情豊かだ. 間奏での寸劇パートは, なんと BPM が一気にダウンテンポに変更される. こうしたやたら忙しい楽曲なのだが, 気づかされるのは, 生徒会と歌っている際よりも千歳の声がはっきり, 活き活きと聴き取れることだ. もちろん, 豊崎愛生の声質にも原因があるだろうが, ここでは千歳が自分の世界に入り込んで妄想しまくってエネルギー全開だからだと考えたい.


15. あのねっ!

耳を切り裂くようなシンセ, 高域がやたら強調されたキックを中心としたビート, 隙間を埋めるためだけに配置されたディストーションギター, こう並べて分かるように, 確実に耳に悪い部類のトラックである. しかも高速 4 つ打ちときている. このように高域をやたら強調したり, やたら速くしたがるのは, それだけで簡単にリスナーは驚き ( 単純な原理だ. 音楽でなくても, 大きな音を聴けば人は驚く ), その驚きでリスナーは「いい曲」と勘違いしてしまうのである. 吊り橋効果みたいなものである. こうしてある種類の楽曲は, 特にアニソンのような楽曲は, 音楽性や身体への影響を考慮せずにどんどんうるさく高速になる. 要するにドラッグだ. この楽曲は, 『ゆるゆり』関連楽曲のなかでもそうしたドラッグ性の最も高い楽曲の 1 つに数えられる. だから何回も聴きたくなるのだ. 音響面だけでなく, メロディーも単純で分かりやすく, ドラッグ性を高める一因になっている. A メロを 1 回聴けば, また同じようにサビを 1 回聴けば, 2 番目にはもう A メロとサビを口ずさむことができるだろう. そして 2 度目のサビのあとに打ち明けられるみんなへの愛は, それまでパーソナルな想いを綴っていた歌詞に一気に開放性を与える. これはみんなのための歌だ. これは究極のアイドルソングなのだ.


14. よんでミラクるん

ミラクるんの楽曲は 4 曲あり, そのうちすべての楽曲が今回の 50 曲に選ばれている訳だが, それほどミラクるんの楽曲はどれもクオリティが高い. 他のキャラソンのなかにはもうほとんど半分やっつけ仕事なのではないか, と思われる楽曲もあるが, ミラクるんに関してはそのような外れの心配はない. そしてその 4 曲の中でも, わたしが推したいのがこの「よんでミラクるん」だ. ミラクるんの楽曲はどれも比較的メロディーが豊かで, 繰り返しあるいは同じリズムでの変奏といったものがあまりない. この楽曲も, A メロ・B メロの歌メロは流れるような様相である. が, サビで一気にメロディが単純化・リフ化する. 一方でビートは 4 つ打ちになり…, 要するにサビでこの楽曲は, 単純なメロディーを繰り返すダンスミュージックになる. ところで, サビでリフ化・単純化されたメロディの構成は, ナチュラルマイナースケールの第 1 音・第 2 音, 第 3 音が中心であり, つまりどこか憂いを帯びている. しかしこの楽曲はミラクるんの楽曲だ. ミラクるんのキャラから言って, 憂いを帯びるのは許されない. ギャグのとき以外. そこで竹達彩奈は一生懸命明るく歌う. メロディーに反抗する. その絶妙な歌唱における揺れ, 駆け引き. 以上が, この楽曲が名曲である所以だ.


13. 100 % ちゅ〜学生

『ゆるゆり』の 1 期・2 期エンディングは本当に, リラックスした雰囲気に溢れている. 2 期の ED であるこの楽曲は, A メロ, そして B メロを挟んだサビともに, 基本的に同じメロディーの繰り返しである. 歌いにくく, 聴き取りにくい早口歌唱はない. また, 小節の要所要所で挿入されるセリフもない. 間奏ではハードロック調のエレキギター早弾きで, 寸劇めいたものは排除されている. これは『ゆるゆり』関連の楽曲では非常に珍しいことだ. 特にセリフがないことは本当に珍しい. 既に何度も述べている通り, アニソン・キャラソンのたしなみは要所要所に挿入されるセリフパートや間奏の寸劇パートが大きい. この楽曲ではそうした要素が全くと言っていいほど排除されているのだが, だからこそ, ごらく部 4 人の歌唱力をそのまま聴くことができる. 声優がセリフに頼らずに歌詞の内容に合わせて声に表情をつけるとどうなるか, を, この楽曲では聴くことができるのだ. しかし, やはり喋りが専門なため, ところどころ, ギリギリ, セリフにならない程度の喋り調の歌唱が, メロディーを突き破る. みかしーの「しゅーちゅー!」や, 津田美波さんの「ドンマイ!」も そうだが, やはりやらかしと言えばゆかちんだろう. 「さいこう〜!」と歌うとき, また, 「ワン・ツー・スリー!」と歌うとき, そして「いぇ〜す!」と歌うとき, 歳納京子の自由奔放がメロディーを離れ宙を舞うのだ.


12. マイペースでいきましょう

この楽曲は, セリフとメロディーの行き来がズムーズだと思うのだが, ここでは, なぜスムーズなのかを, 筆者なりに推量したい. このスムーズ性は, サビのメロディーに関係する. ただ, この関係を聴き取る前には, A メロと B メロのメロディーについて検討しなければならない. 先ず A メロだが, 主音・第 2 音・第 3 音を基本にし, 導音の半音下でネガティブな内容の歌詞を述べる. この導音の半音下という不安定さは, 2 番目の歌詞の「主役はやっぱりあかりです!」によって破られるのだが, その効果を聴き取れるのはもう少しあとだろう. いまは, 1 番目を聴いた際の B メロへ移ろう. B メロはマイナー調だが, B メロの終わりにはセリフがそのまま原動力となる. その原動力の先は, メロディーの5 度進行である. 5 度の上下は, 日本語のアクセントの音程を十二平均律で再現するのに最も近似値だ. 1 番の A メロ・B メロで唐突な印象を免れ得ないセリフも, このサビを通過することにより, 2 番以降はスムーズに聴かれる. 何が言いたいのか. この楽曲は, 『ゆるゆり』1 期・2 期のOP・ED 曲において, アニソンの歌唱の醍醐味であるメロディー – 喋り関係を自由に行き来する, 唯一の曲だということだ. そして, 船見結衣の最後のサビ前の B メロのセリフが, まだ完成しきれていない「力強い歌声」であるところに, 初々しさを聴くのだ.


11. 100%ちゅ~学生♪ -生徒会ver.-

タイトルを見ればはっきり分かるのだが, 2 期 ED 曲の生徒会 ver. である. そもそもこの楽曲は, いま, この楽曲の「この」が指し示しているのは, ごらく部が歌っているヴァージョンだが, この楽曲は, 非常に好きな感じである. それは前述のレビューを参照にしていただければ明確で, セリフやガヤ, 間奏での寸劇を排することによって, 歌唱の魅力, つまりいまの場合はごらく部であるが, ごらく部の歌唱の魅力を存分に味わうことができるからだ. そこでもう 1 度言おう. 後出しジャンケンは常に勝つ. たまに負けることもあるけれども, 後出しジャンケンは必ず勝つ運命にあるのだ ( どっちや ). この楽曲に足りなかったのは, セリフだ, ガヤだ. そうしてマイクを奪うのは杉浦綾乃だ. この楽曲の…, いまの瞬間に「この楽曲」の「この」は, 生徒会 ver. になったのだが, この楽曲の生徒会は本当に楽しそうで, 「え〜る♪」のオールスター版とは異なるリラックスした雰囲気を楽しむことができる. 生徒会はいま, 彼女たちだけでカラオケに来ているのだ. そこでごらく部のいない, パワーバランスを考慮する必要のない環境で, タガを外してしまった綾乃ちゃんが, 「サイコー! 歳納京子!」を, ゆかちん ( = 歳納京子 ) 考案の「登頂!」を叫ぶのだ. 細かく聴いていけばキリがない. 千歳の声もはっきり聞こえるし, ひまさくのやりとりも楽しい. この楽曲においては完全に生徒会が勝ちだ.



いかがでしたか? いかがでしたか? じゃねえよ!!!!! ていう感じですが, 次回からいよいよトップ 10! 先ずは 10 位から 6 位です!!!!!


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