「 J-POP 」一覧

サビで転調する J-POP (ほか、転調が印象的な J-POP)

2020 年代の J-POP はヒットチャート上位でもひんぱんに転調するなど、かなり技巧的な楽曲が多いですね。テン年代以前にそのような楽曲がなかったのかというと、さすがに Official 髭男 dism「Cry Baby」(2021) みたいに極端なものはなかったかもしれません。しかし転調を効果的に使う楽曲は、J-POP ではそれほど珍しいものではありません。

例えばよくあるパターンが、最後の最後の大サビで、半音や全音、メロディーの形そのままに移調する、という転調パターンです。例えば宇多田ヒカル「First Love」(1999) がそうですね。

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キメラ・ポップのルーツを求めて: YOASOBI「アイドル」のように展開が非常に多い楽曲はどこから来たのか

※この記事は、「Sagishi さんの YOASOBI「アイドル」評が興味深かったのでいろいろ調べました」 の補足記事です。

YOASOBI「アイドル」(2023) の特徴の 1 つに、非常に展開が多いことが挙げられます。そしてその展開ごとに、異なるジャンルの手法が使われていると思います。私が思うに「アイドル」は、

  • K-POP 風のラップ (※1)
  • 「夜を駆ける」にも通じるオーソドックなポップス
  • Linked Horizon のようなアニソン版シンフォニックメタル

という 3 つのジャンルを展開ごとに切り替えています。

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Sagishi さんの YOASOBI「アイドル」評が興味深かったのでいろいろ調べました

(画像出典: https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%B0%91%E5%A5%B3-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB-%E4%B8%BB%E4%BA%BA-4354096/)

※ 2023 年 6 月 12 日追記(1): 補足記事を書きました「キメラ・ポップのルーツを求めて: YOASOBI「アイドル」のように展開が非常に多い楽曲はどこから来たのか

※ 2023 年 6 月 12 日追記(2): 補足記事を書きました (2) 英語の歌詞に韻 (rhyme) は必要か?


Sagishi (@sagishi)さんの YOASOBI「アイドル」(2023) 評が興味深かったので、

私もいろいろ調べました。

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ヨルシカ『盗作』特典小説における過激な音楽観

low angle view of lighting equipment on shelf

フィクションの登場人物の持つ考えなので、いちいちイチャモンをつけるのもどうかな、と思うところもありますけど、ヨルシカのアルバム『盗作』の特典の小説を読む機会があったんですね。それで、主人公 (?) の男性の持つ音楽観がちょっと気になりまして。過激、と言うと大袈裟ですが、言い過ぎかな、それ、という点があって。それで、ケチをつけるのは無粋だとは理解してるんですが、あの特典小説を読んだ例えば中学生とか高校生とかが、ちょっと歪んだ・残念な音楽観を形成してしまうと、それはそれですごくかわいそうだな、というのがありまして。そういった中学生・高校生が、あの特典小説を読む前でも読んだ後でもいいんですけど、そういったちょっと歪んだ音楽観を形成するのを防ぐ役割のあるような文章を、いちおう、書いておいた方がもしかしていいのではないか、と思いまして。上手く書けるかどうかは分かりませんが。

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香水とカノン: 瑛人「香水」のヒットはなぜ異例ではないのか

行動経済学、あるいは消費者心理学、どちらでもいいんですけれども、慣れ親しんだものを人は好きになるという法則がありますよね。言い換えれば、何度も何度も繰り返し経験したものと似ているものを、人は好きになる。これは多角的な視点から論じられる人間の特徴で、単純接触効果という視点から、あるいは現状維持バイアイス、あるいは損失回避性といった視点から論じられる人間の特徴です。

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J-POP の歴史: 平成のポピュラー音楽とは何だったのか

音楽リスナーにとっていちばん重要なのは, 自分にとって最高の 1 曲なり 1 枚なりの, 音楽作品に出会うことです. 流行っているとか, 歴史的名盤とか関係のない, 聴き終わった時に,「これに出会うために音楽を聴き続けていたのだ!」と心の底から感動できるような作品に巡り会えること以上に, 音楽リスナーにとって幸せなことはありません. ただ, その幸せをさらに深めるために, 流行や歴史的名盤について知っておくことは, 無意味ではありません. 世間一般で名作と言われている作品と比べて, いま, 自分が最高だと思えた作品はどの点が優れているのか, これを確かめることで, 最高の音楽と巡り会えた幸せを, より充実させることができるのです. 続きを読む


パンク精神が消失していった 30 年: わたしの平成音楽史 (リスナー編)

平成の音楽を振り返ってみる, というとき, 歴史的にできるだけ客観して捉えてみる, というのは, どうせ誰かがそのうちやるだろうから, どうせなら, 個人の記録として, 自分はこういうのを聴いてきたよ, という記録を振り返ってみたいと思いました. どう頑張っても, 歴史の専門家でもない限り, 主観的な要素は排除できませんので, そうであれば, 思いっきり主観寄りにした方が面白いんじゃないか, ということ. で,「わたしの平成音楽史」の「リスナー編」です.

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Mr.Children「優しい歌」レビュー: さよならジオシティーズ! 過去記事一挙転載(18)

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 18 回目は, 2001 年 8 月にリリースされた Mr. Children のシングル,「優しい歌」レビュー. 文章はほぼそのまま! 続きを読む


Dragon Ash『Lily of da Valley』全曲レビュー: さよならジオシティーズ! 過去記事一挙転載(14)

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 14 回目は, 2001 年 3 月にリリースされた Dragon Ash『Lily of da Valley』 全曲レビュー. 文章はほぼそのまま!

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JUDY AND MARY『WARP』全曲レビュー: さよならジオシティーズ! 過去記事一挙転載(13)

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 13 回目は, 2001 年 2 月にリリースされた JUDY AND MARY のアルバム,『WARP』全曲レビュー. 文章はほぼそのまま! 続きを読む


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