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【NEW ALBUM】David Bowie のトリビュートアルバムが登場. しかも全曲ストリングス・アレンジ!

去る 1 月 10 日, 最高のロック・アルバムを置き土産に, 決して戻って来れない世界へ旅立った David Bowie.『★』は本当に最高のアルバムで, 近年聴いたロックのなかでは本当に最高のアルバムだ ( と, 3 回も最高を使いたくなるほど ).

デヴィッド・ボウイを知ったのは, 高校の頃好きな邦楽ロックバンドがリスペクトしていたからで, 好きなアルバムは『LOW』みたいな文章を書こうと思っていた
「まだロックが ( わたしのなかで ) 世界のヒーローだった頃. デヴィッド・ボウイをいちばん最初に知ったのは, たしか GLAY とか...

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デヴィッド・ボウイを知ったのは, 高校の頃好きな邦楽ロックバンドがリスペクトしていたからで, 好きなアルバムは『LOW』みたいな文章を書こうと思っていた


「まだロックが ( わたしのなかで ) 世界のヒーローだった頃. デヴィッド・ボウイをいちばん最初に知ったのは, たしか GLAY とかラルクとかそういうビジュアル系が全盛の時期で, 『WHAT’S IN』だか『PATI PATI』だか『CDでーた』だかそれ系の雑誌に, 「元祖ビジュアル系」みたいな感じで紹介されていたときだったと思う. 当時わたしは GLAY とかラルクとかの魅力があまりよく分かってなかったので, 「ビジュアル系の元祖か, ケッ!」みたいに, 聴いたこともないのに若干, いやけっこうデヴィッド・ボウイをバカにしていた. だってまだ Youtube もなんもないしお小遣いもらってた中学生だったし周りに洋楽好きな大人なんていなかったし, そんなデヴィッド・ボウイの音楽を聴けるような環境じゃなかったから. 高校にあがる頃, ビジュアル系とかとは別に, 日本でも R&B とかヒップホップとか流行り始めて, で, その一方で, 邦楽ロックとしては, くるりとかナンバーガールとかスーパーカーとかが注目されていた. いわゆるロキノン系の走りっていうやつで, わたしはそのなかでスーパーカーがいちばん好きだったんだけど, そのフロントマンのナカコーが, 好きなミュージシャンでデヴィッド・ボウイを挙げてて, 好きなアルバムは『LOW』みたいに言ってて, ロキノンかスヌザーかなんかで. 「えぇ!?」てなった. だってデヴィッド・ボウイって元祖ビジュアル系なんちゃうん? GLAY とかラルクなんちゃうん? ていうイメージがでかかったから. でまあ, けっきょく, 高校の頃もデヴィッド・ボウイなんて聴かずに, やっぱでかいのは繰り返すけど環境なんだけど. それで, 大学入って, まあ, 洋楽ロックの雑誌とかけっこう読むようになって, DJ なんかも始めちゃったりして, デヴィッド・ボウイが元祖ビジュアル系という狭い括りに収まらない偉大なミュージシャンだということを知り ( 笑 ), バイトもして高校の頃よりはカネもあるし, デヴィッド・ボウイのアルバムで初めて買ったのは, アナログ盤の『LOW』だった ( まだ時代的には, Youtube にばんばん海賊版がアップロードされる前ね. Youtube はすでにあったと記憶している ). ナカコーが好きだ, て言ってたし. 確か YMO の『BGM』と一緒に買ったと思う. ごめん, それは嘘. で, 『LOW』をターンテーブルで聴いて, びっくりした. ぜんぜん元祖ビジュアル系じゃねえじゃん. ぜんぜんスーパーカーぽくないじゃん. 正直言うと, 初めて聴いた当時は, A 面のよさがわからなかった. なんかぐちゃっとしていてノイジーで声が気持ち悪い, この気持ち悪い声がカッコいいのかな, くらいだった. でも B 面でぶっとんだ. なんだこれ. ぜんぶインストかよ! 実験的! かっけえ! てなった. こういうアルバムの構成は, わたしの音楽と向き合うスタンスへ, かなりデカい影響を与えている. ていうか単純に美しいよね, B 面. 本当に美しいと思うし, それから『LOW』は, わたしにとって大切なアルバムのうちの 1 枚になった ( で, そっからまあ, 何枚か有名なのを聴いた. でも人の音楽の趣味はどんどん変わっていくもので, いつしかわたしはロックによって救われたガキから, ジャズやヒップホップを眉間にしわをよせながら聴くおじさんになっていた ).  続きを読む


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