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楽譜どおりに演奏しない

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)を読みながら、古楽について学んでいるところです。当エントリーは、「第十二章 即興演奏について」についてのノートになります。第十二章については、以下も参考にしてください。

なお引用文は、特に断りのない限り、同書からになります。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏をテーマに、楽譜と演奏との関連性が説明されています。当時のヨーロッパ音楽は、現在コンサートホールで演奏されるようないわゆる「クラシック」とは異なり、楽譜に対してかなり寛容的だったようです。しかしその分、現在以上に楽譜リテラシーのようなものが求められていたのかもしれません。

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古楽における楽譜と演奏

金澤正剛『新版 古楽のすすめ』「第十二章 即興演奏について」についてのノートです。なお、当エントリーにおける引用は、特に断りのない限り、金澤正剛『新版 古楽のすすめ』(2010年、音楽之友社)からになります(くどいよ)。古楽については、以下を参考にしてください。

さて、第十二章では、古楽における即興演奏がテーマなのですが、これに関連して、楽譜の役割やその歴史のようなものが説明されています。この点に関しては、以下も参考にしてほしいのですが、

もう少し、楽譜について、特に古楽におけるそれの説明を追ってみたいと思います。

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アンサンブルにおける指揮者は、映画における監督のようなものである


オーケストラにおける指揮者の役割とは何か。と、たまに疑問に思うことがあります。

指揮者は、音を出しません。演奏をしません。音楽が音現象への昇華された意味付けであるとすれば、その音現象の発生源である演奏者こそが、音楽会における主役と言えるかもしれません(本来であれば、演奏会での主役を一者に求めることはできません)。

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