音楽としてホントにギリギリセーフ: 16 歳のラッパー, Lil Pump の怖いものなさ

ラップっていうのは,「そんなの音楽じゃねえよ」ていう周囲の反応を受けながら, リスナーからの支持を獲得してきました.

いや, ラップだけに限らないですけどね, ポピュラー音楽, いや, 音楽っていうのは, 既存のスタイルの焼き直しではなくて, 本当に新しい何かであれば, その新しい何かが生まれる度,「それって音楽なの!?」て反応される.

そしてそれが, カッコよければ, スタイルとして定着する. 既存になる.

何も, 音楽っていうデカい枠組みでみなくても, たとえば, だからいま, ラップを話題にしているから, ラップに限定すれば,「それはラップとは言えないよね〜」ていうのが, 出てきて, それが面白い・新しいラップになる. 次のスタイルになる.

【スポンサーリンク】
スポンサーリンク

ラップって, 音楽ですよね

で, 繰り返しになるけど, ラップって, 何かすごく誤解が多くて, そもそも音楽として認められないところがあって, で, そもそも音楽として認められないラップのなかでも, ラップと認めにくい新しいラップって, なんかもう, 音楽かどうかみたいな議論が, 成立するのか, ていう. 字面だけ追うとね.

でも, これは何回も言いたいところなんですけど, ラップはカッコいい音楽だから流行ってるんですよ. 歌詞がわからないと意味がないとか, 何文字韻を踏んでるから優れているとか, ていうのは, 無音で歌詞カード読んどけ, ていう話なんですよね.

ヒップホップは音楽じゃない, なんて言ってるヤツらの言うことはマトモに聞いちゃいけないです. 読んではいけません.

それで, 話が前後しますが, ラップは常に, ポピュラー音楽における「これは音楽なの!?!??」「これが流行ってるとかポピュラー音楽の危機」の領域をどんどん開拓していってて.

でも, それでも, ヒップホップを, ラップを, 音楽的に評価しようと頑張っている評論家は例えば, ビートのズレとか, それから, 先ほども書きましたけど, ライミングとか, そういうので頑張ろうとする. あとリズムとかね (もっと, 言葉のアクセントとフロウの関係を分析したら面白いだろう, て思うけど. でもきっとこれはとても大変!)

で, まあ, いまんところ, ラップは, そんな難しい方向には進化していなくてですね (笑), あのー, 日本人のラッパーが「俺は自分のことを一度も B-BOY だと思ったことない」とか言いながら, ヒップホップとは距離取れてますよ, みたいな感じでしこしこフリースタイルの練習をしている間にですね, とんでもない新人が出てきていました.

Miami 発, 怖いものナシな新人ラッパー Lil Pump

それがー, Lil Pump くん, Miami に拠点を置く 16 歳ですね.

この動画, 閲覧注意なんですけど.

もうね, これが 16 歳のやることかよ, ていうか本当に 16 歳なのかよ, ていうところなんですが (笑)

で, これだけだとネタ的にちょっと話題になってるかな, ていう感じなので, たとえばこの楽曲なんかカッコいいんですけど,

まず, 映像が, 明らかにアウトな感じのエフェクトで (笑) それで, Trap のビートに乗せて, 延々と同じフレーズを繰り返す, それで中毒性を持たす, ていう, 昨今の流行のスタイルのおいしいとこしかしない! みたいな. ヴァース? フック? 何それ? みたいな. 長さも 1 分そこそこ! みたいな.

いや, これー, ラップなんですかね…(笑) いやでも, ラップではない, と言われたら, いや, ラップでしょ, ってなるし, 手法としては完全にナシなんだと思うんですけど, でもカッコいいですよね!?!?!??

で, もう 1 曲.

これはー, もう, その, 同じフレーズをしつこく繰り返す Trap ラップっていう, おいしいとこ取りに収まらなくて, 聴けば分かるんですけど, インストがですね, 終始クリッピングを起こしてます (笑) しかも, なんか狙った感じのクリッピングだったらまだアリかなー, て感じですけどこれ, 完全にミキシングに失敗したときの感じですよね (笑) これがオーケーなんだ!!!!!

でもカッコいいぞ!!!!!

ということで, ラップね, 面白いですね. どんどんね, 型からはみだしていくかんじ. ルールを無視していく感じ. ビートの上で喋る, ていう, 決まりごとはそれだけ. あとは自由. だから音楽らしくない. けど音楽として広く流行している. すごく不思議で, まだまだ飽きないジャンルですね.

そしてその最先端が, Lil Pump くんだと思います.

【スポンサーリンク】
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


【スポンサーリンク】
スポンサーリンク