初音ミクが初音ミクを diss りまくるラップ曲「Ultimate Miku Song」

ボーカロイドの使い方を覚えるために、初音ミク V3 にラップをさせてみよう、第3弾。

テーマは、「初音ミクで初音ミクを diss る」です。


第1弾と第2弾はコチラ。

以下、fb に投稿したのの転載。

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説明1、わかりやすいヤツ

ボーカロイドがラップ? どうせ JPOP っぽいアレな感じだろ?」とか思っちゃってる、ヒップホップをちゃんと聴いてる人に聴いてほしい、って思うくらい、ラップは頑張りました。まだまだリズムの面で甘いところはありますが…。ぜひ!

説明2、分かりにくいヤツ

ラップというのは、ボーカロイドで追及しがいのあるジャンルだと思います。ボーカロイドを歌わす「調声」、ていうところで言うと、ラップは非常に難しいからです。音階という観点から言えば、ラップには、ざっくり言えば、調性感の強い = メロディのある = 歌っぽいラップ(レゲエのトースティングに近い。そして、日本で聴けるメジャーラップおよび、ボカロラップはほとんどこの部類です)か、調性感の薄い = 喋りに近いラップです。ボーカロイドは、「歌わす」が目的ですので、12平均律内での操作が基本です(もちろん、12平均律以外の音を出すことも、根気強く作業すれば可能です)。ところで、人間の喋りというのは、もちろん、12平均律内に収まるわけではありません。人間の喋りを12平均律内で再現することは、事実上不可能です。ということは、ボカロに喋りに近いラップは不可能なのでしょうか。でも、そこを追求してみたい、追求しがいがあるんじゃないか。要するに、12平均律内で、調性感が薄く、かつ、まとまりのある、喋りに近いものを再現してみる、これを追求するのって面白いんじゃないか。ってーことで、がんばってラップ、作ってみました。ガチでヒップホップ聴いてる人からすると、ラップのリズムの面で言えば甘すぎるし、トラックは古臭いし、ていうのは分かってます。が、ぜひお聞きください。特に、相対でも絶対でも、音感が優れている人がコレ聴いてどう思うかが気になるんで、時間がある方は、感想なんかいただけると嬉しいです!

サンプリングソースや歌詞などなどは、上記 Soundcloud のリンク先を参考にしていただければと思います。

あと、Twitter でいただいた感想。

これからこれでやっていけばいいぢゃん(うまい) 

MIDIシーケンスやエディットしたパラメータは現代音楽だね;

もうちょっとラップにありがちな早口の3連がスキマスキマにあったらゴーストノートみたいで粋だったかも 

なんかいきなり現代音楽界隈にトンできた印象。 

12音調性体系が本格的に破壊されるとすれば、 電子音響のようなサイバネティクスではないノイズのチカラではなくて、 ボイスパーカッション・ヒップホップの系譜であることが前提だ。 これは身体性と結びついているから、報酬系と関連がある。 

ヒップホップのシャッフル3連も 3/2 の 0.66 丁度のモタりじゃなくて 0.6 くらいだったりするが、これはジャズと同じくテンポによって肉体の制約から可変(速いときは 16分、遅いときは 2/3)するので機械で制御する場合はあまり厳密に拘んなくてもいいと思う。 

あと、藤田咲さんによる初音ミクへの怨み節ラップとして聴くことも可能です! ぜひ!

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