ヨルシカ『盗作』特典小説における過激な音楽観

low angle view of lighting equipment on shelf

フィクションの登場人物の持つ考えなので、いちいちイチャモンをつけるのもどうかな、と思うところもありますけど、ヨルシカのアルバム『盗作』の特典の小説を読む機会があったんですね。それで、主人公 (?) の男性の持つ音楽観がちょっと気になりまして。過激、と言うと大袈裟ですが、言い過ぎかな、それ、という点があって。それで、ケチをつけるのは無粋だとは理解してるんですが、あの特典小説を読んだ例えば中学生とか高校生とかが、ちょっと歪んだ・残念な音楽観を形成してしまうと、それはそれですごくかわいそうだな、というのがありまして。そういった中学生・高校生が、あの特典小説を読む前でも読んだ後でもいいんですけど、そういったちょっと歪んだ音楽観を形成するのを防ぐ役割のあるような文章を、いちおう、書いておいた方がもしかしていいのではないか、と思いまして。上手く書けるかどうかは分かりませんが。

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90 年代・ブーレーズへのインタビュー集が発売: 『ブーレーズとの対話』

トータル・セリー、コンピュータ音楽、アレトリー、オペラ劇場破壊論など、20 世紀音楽に多大なる影響と功績を残したフランスの音楽家・ブーレーズ (1925-2016) のインタビュー集が、法政大学出版局より 9 月 10 日に発売予定 (3,200 円)。1990 年代に行われたインタビューが収録されており、インタビュアーはフランシス・ベイコンとの対談集を発表しているフランスの評論家・ミシェル・アルシャンボー。

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現在形で歌い継がれるグルジア民謡の解説書: 久岡 加枝『グルジア民謡概説 謡(うた)に映る人と文化 』

コーカサス地方の歌謡などの民間伝承を専門とし、大阪大学招聘研究員 (2020 年現在) である久岡 加枝が、スタイルノートよりグルジア音楽の解説書を発売。発売日は 2020 年 8 月 21 日を予定、価格は 3,200 円。

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1998年の名著が待望の文庫化: 門馬直美『ベートーヴェン 巨匠への道』

『西洋音楽史概説』(春秋社)、『管弦楽・協奏曲名曲名盤100』(音楽之友社) などの著書をもつ故・門馬直美 (1924 〜 2001) によって 1998 年に春秋社から出版した『ザ・ベートーヴェン』が、『ベートーヴェン 巨匠への道』として講談社学術文庫で文庫化。

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香水とカノン: 瑛人「香水」のヒットはなぜ異例ではないのか

行動経済学、あるいは消費者心理学、どちらでもいいんですけれども、慣れ親しんだものを人は好きになるという法則がありますよね。言い換えれば、何度も何度も繰り返し経験したものと似ているものを、人は好きになる。これは多角的な視点から論じられる人間の特徴で、単純接触効果という視点から、あるいは現状維持バイアイス、あるいは損失回避性といった視点から論じられる人間の特徴です。

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Kllo が開示したエレクトニック系の可能性: Kllo『Maybe We Could』

一度あるジャンルが流行すると、そのジャンルのテンプレートが形成されて、そのテンプレに則った楽曲ばかりになってしまうのは、音楽の流行によくあることです。それが、クラブミュージックというか、ダンスミュージックというか、分かりやすく・例えば、EDM のサブジャンルといった場合にはなおさらなんですよね。というのも、DTM が発達しているから。EDM のようなエレクトロニックな音楽ジャンルの場合、DTM 、つまりパソコンを使用して楽曲を制作するのですが、そのとき、DAW (Digital Audio Workstation) というソフトウェアを使用するんですね。この DAW は、いろいろなソフトウェア会社からいろいろな種類のものが発売されているのですが、概ね、「テンプレート」が用意されています。ヒップホップ「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、ハウス「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、そして、流行りのEDM「風」のトラックを制作したい場合のテンプレ、というふうに。

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イントロの長さから言うと、髭男やあいみょんはサブスク時代のヒットとしては異例

「サブスク時代にはイントロが短くなる傾向がある」という統計があるようです。

タケイマコトさん (@pcefancom) のツイートによると、 続きを読む




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